竹原魁晟が規定体重をクリアできず「戦わずして勝つ男」上原平が不戦勝で王者に。「決着をつけてベルトを巻きたかった」【修斗】

戦わずしてベルトを巻くことになった上原平(撮影・上岸卓史)

 プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2024 Vol.5」(7月21日、東京・後楽園ホール)で開催予定だった「環太平洋フェザー級チャンピオン決定戦」は上原平(リバーサルジム横浜グランドスラム)が不戦勝で第12代王者に認定された。

 上原は竹原魁晟(THE BLACKBELT JAPAN)と対戦の予定だったのだが、竹原が体重調整中に体調不良を起こし、前日計量の会場に来ることができず、試合は中止に。上原は規定の時間内に契約体重をクリアしたため、公式記録は上原の不戦勝となった。王座決定戦についても上原が王者と認定され、この日は王座戴冠セレモニーが行われた。

 上原は「戦わずして勝つ男・上原平です。やっぱり本音を言えば試合をしたかったし、決着をつけてベルトを巻きたかったなというのが本音でございます。しかし、この栄誉あるベルトを巻けたことはすごい光栄なことでございますので。自分自身の力だけではなく、日頃支えてくれる家族や友人、ジムの方々、練習仲間だったり応援してくれる方々、修斗の関係者も含めてですが、すべての皆様のお陰で僕はここに立って生きていけてるなと今回実感したので、今後も頑張って世界のベルトに向けて、人一倍努力していきたいと思います」と挨拶した。

 2人は昨年行われた「インフィニティリーグ2023 フェザー級」に出場し、竹原が優勝し上原は準優勝。リーグ戦ではドローに終わっていた。優勝者と準優勝者で今年3月の後楽園大会で王座決定戦を行う予定だったのだが、竹原の負傷により今大会に延期されていた。

プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2024 Vol.5」(7月21日、東京・後楽園ホール)
◆メインイベント(第11試合)世界バンタム級チャンピオン決定戦5分5R
●藤井伸樹(同級1位・ALLIANCE)(判定1-2=49-46、45-50、47-48)齋藤奨司(同級2位・FIGHT FARM)○

◆セミファイナル(第10試合)環太平洋フェザー級チャンピオン決定戦5分3R
●竹原魁晟(同級4位・THE BLACKBELT JAPAN)(不戦勝)上原平(同級7位・リバーサルジム横浜グランドスラム)○

◆第9試合 フェザー級5分3R
○椿飛鳥(同級世界1位・トライデントジム)(判定2-1=28-29、29-28、29-28)たてお(ELEVEN)●

◆第8試合 インフィニティリーグ2024 フライ級5分2R
●大竹陽(勝ち点3/HAGANE GYM)(判定0-3=18-20、18-20、18-20)須藤晃大(勝ち点7/EXFIGHT)○

◆第7試合 2024年度新人王決定トーナメント2回戦 フライ級5分2R
○中池武寛(パラエストラ小岩)(1R3分30秒、スリーパーホールド)蓮池勇太(飛翔塾)●

◆第6試合 フェザー級5分2R
△児山佳宏(THE BLACKBELT JAPAN)(判定0-0=19-19、19-19、19-19)島村 裕(パラエストラ小岩)△

◆第5試合 バンタム級5分2R
●加藤ケンジ(Neighbor Hood)(1R34秒、KO)人見礼王(修斗GYM東京)○

◆第4試合 フライ級5分2R
●シモン・スズキ(和術慧舟會HARTS)(判定0-2=18-19、18-19、19-19)岡田嵐士(リバーサルジム新宿me.,we)○

◆第3試合 ストロー級5分2R
●牧ヶ谷篤(和術慧舟會群馬支部)(判定0-2=18-20、18-20、19-19)友利琉偉(パラエストラ小岩)○

◆第2試合 2024年度新人王決定トーナメント1回戦 フェザー級5分2R
○松岡 拓(OOTA DOJO)(判定3-0=20-18、20-18、20-18)井上翔太(赤崎道場A-SPIRIT)●

◆第1試合 バンタム級5分2R
○中野剛貴(KRAZY BEE)(判定3-0=20-18、20-18、20-18)瀬戸口怜久(パラエストラ小岩)●