THE RAMPAGEがサイヘリツアー21公演を完走! 吉野北人「僕らは止まらない!」9月に東京ドーム公演
最終公演も同じだった。開演5分前からスクリーン上でカウントダウン表示が始まり、残り10秒を切ると、客席が自然に声を合わせ、ライブがスタート。ボーカル川村壱馬のきっかけで大きなスクリーンが分割し、メンバーの姿が登場すると、ツアーのテーマ曲「CyberHelix」で幕切れ。そのままドラマティックな「SILVER RAIN」、さらに「WAKE ME UP」「ELEVATION」とアップテンポな楽曲を次々に繰り出して、オーディエンスを一気にライブに引き込んだ。
冒頭から総立ちでフラッグを振って盛り上がる客席に川村は「めちゃ激盛り!激盛り上がりで!」と喜べば、RIKUも「最高!最高だ!みんな仕上がっている」と大感激。そんなオーディエンスの様子を、吉野北人は「……ファイナルってことで」と汲み取って笑顔を見せた。
「ここからジェットコースみたいなライブになります。最後までぶっ飛ばして……いきますか」と川村。ツアー初日から本ツアーをジェットコースターに見立ててきたが、この日もその言葉の通りに、ベストアルバム『”16SOUL” & “16PRAY”』に収録されたTHE RAMPAGEのレパートリー、ヒップホップやギターが唸るロック調の楽曲や3人のボーカルが生きるバラード、グループの代名詞ともいえるラテンテイストのナンバーなど、アンコールやメドレー、パフォーマーの魅力を余すところなく感じられるダンストラックを次々に繰り出した。約2時間30分の公演時間の間、客席には、リミッターを振り切ってツアー最後の公演を駆け抜けるメンバーへの熱狂と彼らの一挙手一投足をじっと見つめる静けさとが交互に訪れた。
本編ラストのMCで、吉野は「改めてLDH最高だなって思いました。勝ち負けじゃないですけど……もう本当に勝つ気で、これからTHE RAMPAGEとしてもっともっと大きい景色を見て、皆さんと共に最高の景色を見たいと改めて感じました。次は(東京)ドームです。皆さん、僕ら止まらないですよ。ついてこれますか?」と、9月の東京ドーム2デイズ(9月11・12日、『
RIKUは、吉野からの流れのまま「皆さん楽しかったですか?」と客席に呼びかけると、「これがTHE RAMPAGE。今の全部です」と充実した表情で、「北人が伝えたように、僕たちもっと大きくなって、皆さんにもっと大きなLDHを届けていくのでついてきてくれますか?」。会場の大きなレスポンスに「本当にありがとうございます。最高です」と結んだ。
川村は「ナイスです」と2人の熱い言葉を受けとると「ドームではヤバいのはもちろん見せるし、ぜひ来ていただきたいと思うんですけど……ワンチャン、(今日の)千葉も負けてなかったぐらいの盛り上がりを残したいなとか思わない?」と笑みを浮かべ、「いくぞ、てめえら!」と観客が待ちわびていたフレーズを放って「SWAG & PRIDE」になだれ込み、本編を締めくくった。