カプレーゼやカルボナーラが透け透けに!? 透明なフルコースが楽しめる「透明すぎる 料理店」

 7月22日は二十四節気の「大暑」に当たる。暑さが最も厳しい季節となるこの日、熊本県の老舗醤油メーカー「フンドーダイ」が都内にて、「透明醤油」を使った透明料理をコース仕立てで提供するイベント「透明すぎる 料理店」を開催した。

「透明すぎる 料理店」より、透明すぎる「トマトのカプレーゼ」

 1869年に熊本で創業したフンドーダイは150年以上の歴史を持ち、醤油や味噌、調味料の製造・開発を行うメーカー。熊本県内や九州市域のみならず海外まで販路を広げ、浅草・かっぱ橋に初のアンテナショップ「出町久屋」を展開。同ショップでは商品にNFCタグを添付するなど新しい取り組みも行なっている。

 2019年発売の「透明醤油」は創業150年の記念商品で、“醤油は黒い” という常識を覆す無色透明の醤油。昨今の和食ブームや世界的な旨みブームに乗り輸出量が増加し、現在は25カ国に商品を輸出している。昨年度の売上本数は前年比で市販用が1.8倍、業務用が2.1倍と大幅に上昇。その多くは日本食レストランではなくイタリアンやフレンチレストランなどで使用され、国内の売り上げも前年比1.5倍と好調だという。

「透明すぎる料理」シリーズの開催は2回目となり、今回は前菜からデザートまでコース仕立てで提供する1日限りのレストラン。同社の山村脩社長は「醤油としての良さだけでなく、無色透明なことによる新しい調味料としての良さを料理で体感していただきたい」とアピールした。

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