久保優太と対戦の斎藤裕「ノーダメージで勝ちたい。これ以上打たれたくないんで(笑)」【超RIZIN.3】
はまってもはまらなくても勝てればいいですけどね(笑)
それはそれで大事ですね。自分の次の展開が予測できますから。
「そうですね。あと最近の傾向としてファンの声を聞いて、みたいなマッチメイクが増えているような気がするので、SNSなどで話題になっていることは大事かなとは思います。機運が高まるというかタイムラインにも乗ってくるんですよね、そういう旬の選手とか望まれる試合というのは。そういうのを興行側も見ているなとは思いますね」
今回の試合は1秒でも早く終わらせるとのことですが、この組み合わせだとどちらが勝つにも秒殺はありえますね。
「ノーダメージで勝ちたいですよね。これ以上打たれたくないんで(笑)。20代だったら“血だらけになっても”と思うんですが、もう打たれたくないですね」
最近、何か感じることが?
「はい。物忘れとか(笑)。最近そんなに打たれてないんで、一時期に比べるとよくなりましたけど。年齢ももう36ですから。だから25~26の時とは違いますよね、考え方も体も。かといって試合は何が起こるか分からないし、ある程度リスクを取りにいかないとリターンもないと思うので、そこは隣り合わせですが、イメージとしてはノーダメージ、1Rフィニッシュというのはありますね」
久保選手もそれを狙ってくる?
「はい。だから最初から目は離せないと思います」
鈴木千裕vs金原正徳戦の感想を聞かせてください。
「やっぱり鈴木選手の集中力が上回ったなと思います。すごく集中していたし、いろいろなことをトータルに見ても鈴木千裕の日だなと思いました」
クレベルvsアーチュレッタ戦は?
「あれは事故でしょう。でも試合で勝つということはクレベル選手は持っているなと思いました。相性が悪い選手にああいう勝ち方をできるというのはいいですよね。逆にいうと、ああいうタイプの選手と試合で攻防してこなかったことが、アーチュレッタ選手と同じような選手とやった時にどうなるのか。今回はクリアしたけど、攻略できたというわけでもないと思うんですよ。攻めた流れではまったというところはあるので」
では今回の久保戦はそういう“はまった”という言われ方をしないような完勝が求められる?
「そうですね。でも、はまってもはまらなくても勝てればいいですけどね(笑)。ただ自分が練習してきたことがイメージ通りにはまると“これは練習の成果が出たな。まだ大丈夫だな”と自分でも思えるので、それは大事ですね」
練習していないとはまりもしない?
「そうですね。自分の意思がないと何もないと思っていますから」