斎藤裕と対戦の久保優太「K-1王者が果たしてMMA王者に通用するのか? 自分自身も楽しみ」【超RIZIN.3】
好カードが並ぶ「超RIZIN.3」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の中でも「元RIZIN王者vs元K-1王者」という異種格闘技戦の香りが漂う興味深いカードとなっているのが斎藤裕(パラエストラ小岩)vs 久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)の一戦。
試合を1週間後に控えた20日に久保に話を聞いた。
この日は大会前の最後の会見があり、斎藤選手とはカード発表会見から数えて3回目の顔合わせとなりました。ここまで試合前に戦う相手と顔を合わせるのはめったにないことですよね?
「そうですね。今日は試合前の追い込みと減量が重なってめちゃくちゃナーバスなんですけど、周りの選手たちがめちゃくちゃ強気で“よく強気でいけるな”って。試合前に何回も相手と会うし、みんなすごいなって思いました」
そうはいっても久保選手の場合、本心はどうなのかつかみどころがないんですが。
「試合は思い切りいけるというか、吹っ切れると強いタイプなので、試合の時はそういうふうに憑依するといいなと思っています」
13日の合同公開練習では「メンタル的に不安定」などとこぼしていましたが、試合で変われるのは昔から?
「逆にそのほうがいい試合ができるかなと思っています。試合って慣れちゃいけないと思うんです。今回は斎藤選手がめちゃくちゃ強くて僕は挑戦する立場なのでもちろんなんですが、そういうふうに気を張っていて恐怖心とかも感じる。なおかつ挑戦する立場なので、そういう構図では斎藤選手とは練習に対する身の入り方だったりも違うと思うんです。多分、斎藤選手は前回の試合からそんなに成長はされていないと思うんですよ。でも僕はそういう立場なので、成長しているかなと思います」
MMA転向当初こそ連敗しましたが、ここにきて急上昇のイメージですが。
「最初はちょっといろいろとつまずいてしまいましたが、僕自身も斎藤選手に挑戦できることをうれしく思うし、こういう格闘技人生を歩むことができて幸せだと思っています」