パパ記者も目覚めた!? 子どもたちに生理とフェムケアを教える「ティーンビューティゼミ」開催
専門家が女性の体について分かりやすく解説
イベントは主に4部構成で行われ、第1部では白金高輪海老根ウィメンズクリニックの海老根真由美医師が、ティーンの体について講義を行った。海老根医師は、子宮の重要性や女性の体の成長過程について詳しく解説。
小中学生の参加者らに「“日本は人手不足” “このままだと日本人がいなくなる”という話は聞いたことがありますか?」と語りかけ、子宮の役割や女性の体の成長について、参加者の年齢に合わせて分かりやすく解説。「子宮は、赤ちゃんの時はすごく小さくて、小学生になると5センチぐらいになって、大人になると7センチから10センチぐらいのサイズになります」と具体的な数字を挙げながら説明した。
さらに、生理の仕組みについても「初めは時期がバラバラだったり、血がちょっとしか出なかったり、いろいろなことがあるのですが、18歳から20歳になるまでに、毎月1週間ぐらい、子宮から血が出てくることになります」と触れ、「よく寝ること、よく食べること、よく話すことが大切」と体づくりの重要性を強調した。
第2部では小平理事によるワークショップが行われ、女性ホルモンの種類や働き、生理周期について解説。「女性は1カ月で4回性格が変わるとも言われています」と述べ、参加者の興味を引きつけた。さらに「女性ホルモンには大きく2種類あります。エストロゲンという女性らしい体や潤いのあるお肌を作るホルモンと、プロゲステロンという将来お母さんになるために必要なホルモンです」と語り、これらのホルモンバランスが女性の体と心に与える影響についても説明した。
クイズ形式の学習では「デリケートゾーンの皮膚はまぶたよりも薄い?」「経血の量はコップ1杯分くらい出る?」といった質問に子どもたちが皆真剣に考え、積極的に参加するなど盛り上がった。