佐々木信治と藤井惠の愛弟子・古賀愛蘭が世界女子アトム級王座獲得。ジェニー・ファンとの接戦を制す【修斗】

師匠の藤井惠と佐々木信治、古賀(左から)(撮影・蔦野裕)

 5R、古賀がワンツーをヒット。圧をかける古賀。ジェニーは前蹴り、ジャブでけん制。ジェニーは圧をかけて右カーフ。古賀が詰めて右ストレートもジェニーはカウンターで左フック。ジェニーがパンチを振りながらタックルも切る古賀。ジェニーの顔面のはれが大きくなりドクターチェックも試合は続行。ジェニーはパンチからタックルも古賀が組み止め、逆に押し込む。古賀はなんとかテイクダウンを狙うがジェニーの腰は重い。残り2分で離れた両者。ジェニーがタックルから左足を取って尻をつかせる。残り1分、古賀はコーナーを背にヒジ。そして立ち上がり、逆に押し込む。古賀は組み合いながらヒザをボディーに。ジェニーもヒザを返す。

 判定の難しいラウンドが続いたが、48-47、47-48、47-48の1-2で古賀の勝利となった。

 古賀は勝利が告げられると号泣。そしてマイクを握るも激闘後とあってか、なかなか言葉が出ず。それでも「対戦してくださったジェニー選手、ありがとうございました。まず、ここまで強くしてくださった佐々木さん、メグさんありがとうございます」と師匠の佐々木信治と藤井惠に感謝の言葉。そして「いつもサポートしてくださっている皆さんありがとうございます。本当にベルトを巻けて良かったです。やっと、ずっと育ててくれているママに恩返しできてうれしいです。いつもありがとうございます。いつもサポートしてくださっている皆さん、ありがとうございます。また頑張ります」と涙交じりに語った。

プロフェッショナル修斗公式戦「COLORS Produce by SHOOTO Vol.3」(8月3日、東京・新宿FACE)
◆メインイベント 第10試合 世界女子アトム級チャンピオン決定戦5分5R
●ジェニー・ファン(台湾/AACC)(判定1-2=48-47、47-48、47-48)古賀愛蘭(BURST)○

◆セミファイナル 第9試合 女子ストロー級5分3R
●渡辺彩華(AACC)(判定0-3=27-30、27-30、26-30)パク・ボヒョン(韓国/WEST GYM)○

◆第8試合 インフィニティリーグ2024 女子アトム級5分2R
●平田彩音(BURST)(判定0-2=18-20、19-19、18-20)パク・ソヨン(韓国/ROAD GUNSANジム)○

◆第7試合 インフィニティリーグ2024 女子アトム級5分2R
●檜山美樹子(ナゴヤファイトクラブ)(判定0-3=18-20、18-20、18-20)NOEL(AACC)○

◆第6試合 グラップリング 女子ストロー級8分1R
●黒部三奈(マスタージャパン東京)(2分43秒、腕ひしぎ十字固め)杉内由紀(ポゴナさいたま)○

◆第5試合 グラップリング 65kg契約8分1R
△中山有加(Yawara)(時間切れ引き分け)カロリーナ・デ・アモリン・クワハラ(Infight Japan)△

◆第4試合 ストロー級5分2R
△宝珠山桃花(赤崎道場A-SPIRIT)(判定1-0=20-18、19-19、19-19)高本千代(高本道場)△

◆第3試合 トライアウト女子ストロー級3分2R
○嶋屋 澪(SISU MMA &BJJ)(2R1分28秒、TKO)植田 咲(AACC)●

◆第2試合 トライアウト 女子バンタム級3分2R
○中尾あづき(AACC)(1R終了時点、TKO)植木くるみ(MMAZジム)●

◆第1試合 トライアウト 女子51kg契約3分2R
△徳本望愛(THE BLACKBELT JAPAN)(判定1-0=20-18、19-19、19-19)片山智絵(修斗GYM大阪)△
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