世界王者の渡辺彩華が初参戦の韓国の新鋭パク・ボヒョンによもやの判定負け【修斗】

ボヒョンが世界王者に完勝(撮影・蔦野裕)

 3R、渡辺は右カーフ、右ストレート。ボヒョンは右ストレート、左ボディー。打撃戦となるが、圧をかけるのはボヒョン。ともに三日月蹴りをまじえながらパンチを放つ。打ち合いでボヒョンのワンツーが立て続けにヒット。ボヒョンがコーナーに詰めてパンチの連打。渡辺は苦し紛れにタックル。ボヒョンは下から腕十字。またいだ渡辺が脱出も立ち上がるとボヒョンが組み付いてコーナーに押し込む。残り1分でスタンドの打撃の攻防に。圧をかけるボヒョン。渡辺もパンチを返すがやはりボヒョンが打ち勝つ。残り30秒で渡辺がタックルからバックを取るが、ボヒョンは正対し、離れて打ち合いに。

 判定は27-30、27-30、26-30でボヒョンが世界王者を破るという番狂わせを起こした。

 ボヒョンは試合後のマイクで「修斗での初めての試合。相手がすごく強い方で不安だったが、思ったよりいい試合になってうれしい。韓国から応援も来てくれて、今夜はいい夜になりそうです」と語った。

プロフェッショナル修斗公式戦「COLORS Produce by SHOOTO Vol.3」(8月3日、東京・新宿FACE)
◆メインイベント 第10試合 世界女子アトム級チャンピオン決定戦5分5R
●ジェニー・ファン(台湾/AACC)(判定1-2=48-47、47-48、47-48)古賀愛蘭(BURST)○

◆セミファイナル 第9試合 女子ストロー級5分3R
●渡辺彩華(AACC)(判定0-3=27-30、27-30、26-30)パク・ボヒョン(韓国/WEST GYM)○

◆第8試合 インフィニティリーグ2024 女子アトム級5分2R
●平田彩音(BURST)(判定0-2=18-20、19-19、18-20)パク・ソヨン(韓国/ROAD GUNSANジム)○

◆第7試合 インフィニティリーグ2024 女子アトム級5分2R
●檜山美樹子(ナゴヤファイトクラブ)(判定0-3=18-20、18-20、18-20)NOEL(AACC)○

◆第6試合 グラップリング 女子ストロー級8分1R
●黒部三奈(マスタージャパン東京)(2分43秒、腕ひしぎ十字固め)杉内由紀(ポゴナさいたま)○

◆第5試合 グラップリング 65kg契約8分1R
△中山有加(Yawara)(時間切れ引き分け)カロリーナ・デ・アモリン・クワハラ(Infight Japan)△

◆第4試合 ストロー級5分2R
△宝珠山桃花(赤崎道場A-SPIRIT)(判定1-0=20-18、19-19、19-19)高本千代(高本道場)△

◆第3試合 トライアウト女子ストロー級3分2R
○嶋屋 澪(SISU MMA &BJJ)(2R1分28秒、TKO)植田 咲(AACC)●

◆第2試合 トライアウト 女子バンタム級3分2R
○中尾あづき(AACC)(1R終了時点、TKO)植木くるみ(MMAZジム)●

◆第1試合 トライアウト 女子51kg契約3分2R
△徳本望愛(THE BLACKBELT JAPAN)(判定1-0=20-18、19-19、19-19)片山智絵(修斗GYM大阪)△
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