久井大夢が前夜の胴回し回転蹴りでのKO勝ちを振り返り「狙っていたわけではない。どこで学んだかは分からない」【KNOCK OUT】

昨夜の衝撃の一撃(撮影・須山杏)

 そう簡単に決めることができる技ではないのだが「自分の練習スペースではあの技の練習はできないので(笑)」と普段から練習しているわけではないとのこと。ではどこで習得したのかといえば「空手もやっていなかった。(どこで学んだかは)分からないです(笑)。どこかで覚えました」と語った。

 今大会は対抗戦が異様な熱気に包まれ、メインでの久井の一発で盛り上がりは最高潮となったのだが、本人的には「倒して勝たなあかんというのはあったので、安心したというのが一番大きい」と1RKO勝ちを有言実行できたことが一番の喜びだったよう。

 試合後のマイクでは山口元気代表に「山口さん、どうですか?」問いかけたのだが「前に“普通の王者”と言われて、今回はそこを見せつけたいと思っていたので、そういう気持ちで言いました」との理由から。山口氏は「前回の試合の時に“王者はたくさんいて、その中のスーパー王者はメインでイベントをわかせる。みんながついてくる選手が時代を作っていく。久井君にはそうなってほしい”という話はアフターパーティーの時にした。それが久井君というより、お父さんに響いたと聞いたので、言ってよかったなと思う」と語った。