久井大夢が前夜の胴回し回転蹴りでのKO勝ちを振り返り「狙っていたわけではない。どこで学んだかは分からない」【KNOCK OUT】

会心の勝利にほおを緩める

 会見の冒頭に山口氏は対抗戦について「3連敗もあると思った」などと語っていたのだが、久井は「負けると思われていたほうが勝った時にいいのかなと思っていたので、別にそんなに気にはしなかったです」とさらり。山口氏は「カンボジアの人たちの応援で会場が異様な雰囲気だった。セミのデンサヤームもほぼ勝ちに等しい流れだったのにKO負けになった。これはやばいと思った。相手の映像を見たときも久井君は勝つだろうと予想していたが、場の雰囲気、流れがあったからちょっと嫌だった。それであのKOだったんで、U-NEXTを見てもらえれば分かるが、僕は喜び過ぎていた(笑)。でも本当に立派なメインイベンターになったなと思う」などと久井の成長に目を細めた。

 またこの試合で久井は「KOボーナス50万円、MAROOM’s賞のMVP10万円、ベストKO賞10万円、ファン投票によるMVPもダントツの1位で10万円。合計80万円が贈られることになった」(山口氏)とのこと。

 今後については対抗戦の先鋒戦で小森玲哉にKO勝ちを収めたピッチ・ソムパッツ(カンボジア)へのリベンジマッチ実現を希望。ピッチとはカンボジアで対戦し敗れている。山口氏は「近い将来実現するために動かないといけない。ピッチ選手も人気選手なので、スケジュールがすぐ取れるかというのはあるが、久井君の希望とファンの要望が合うときにビッグマッチで持っていきたい。これは日本でやりたい。前回はカンボジアだったので。ファンもピッチが強いということは十分分かったと思うので、そのうえで日本でやりたい」と日本での実現を目指すという。

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