浜松の子どもたちが「住み続けられる未来の浜松市」のアイデアを発表
第2部では、グループワークを実施。アイスブレイクとして、鼓動触覚化体験ができる「心臓ピクニック」で互いの鼓動を感じ合い、「わたしたちのウェルビーイングカード」で自分の幸せにとって大事なものを発表しながら自己紹介を行った。初めて会った子どもたちもあっという間に垣根が取れ、和気あいあいと話し合える仲となった。
その後、「住み続けられる未来の浜松市」についてグループで話し合い、意見をまとめ、グループごとに発表を行った。
Aグループはポイ捨てや節電など決まりを守れない人が多いことを指摘。ポスターや発表会を通して、決まりを守ることが大事だと伝えていくアイデアを発表した。
Bグループは祭りや伝統文化という浜松の魅力をSNSで発信することにより、その魅力に気付いてもらい、市外の学生や子育て世代などの若年層、また外国の方に浜松の住民になってもらおうという浜松市の人口増加につながるアイデアを発表した。
Cグループは、浜松の名産品である遠州織物に着目し、国や大企業とパートナーシップを組み、遠州織物を広めていくことで、職人が少なくなっている浜松の伝統産業を元気にさせるアイデアを発表した。
Dグループは、カラスの住処を人間が減らしてしまっているため、ゴミを漁っていると考え、カラスなどの害獣と言われる動物が暮らせる森を増やし、動物と共存して暮らしていくことで、害獣による被害がなくなるというアイデアを発表した。
子どもたちの発表を聞き、中田さんは「しっかりと自分事に置き換え、みんなに伝えられたことが素晴らしい。自分から積極的に始め、たくさんの人を巻き込み、アイデアを実現して欲しい」と講評した。浜松市企画調整部企画課の杉浦健太さんも「今日、未来の浜松について考えたことを、学校やお家の人とも話していただきたい」と話した。