林家たい平、うつわ展で謎かけに悲鳴「落語家は誰でも謎かけできると思ったら大間違い!」

この日はイベント看板に自ら絵付けのデモンストレーションを行なった

 自身の器に「職人さんたちのようにきれいな絵を描くことはできないが、このお皿を使った人が元気になれる勢いを与えることはできるんじゃないか。食卓に勢いのあるお皿があったらどんなに楽しいことだろう」と思いを馳せ「最近は食事をする時にみんながスマートフォンを見ていて、本当は笑顔があふれるはずの食卓がどんどん無言になっている。だからこそ栄養を考えて一生懸命作ってくれた料理がお皿に盛り付けられた時、おいしいだけではなく波佐見焼の器から会話が始まって笑顔が生まれたらうれしい」と希望を覗かせた。

 落語と器の共通点を「落語はすぐに反応がくる仕事。器は買って帰った人が家族の反応を楽しんでくれる。そういう意味でいうと、誰かが僕に代わって同じ楽しさを味わっているだろうなという喜びがある。波佐見焼は日常使いの器で落語も365日寄席でやっている。毎日使って毎日楽しいというのが僕の落語と波佐見焼に共通している」とたい平。最後に謎かけをリクエストされると「波佐見焼の器とかけてご近所の噂話と解く。(その心は)盛れば盛るほど楽しくなるでしょう」と応じ「落語家は誰でも謎かけできると思ったら大間違い!」と叫んで笑わせた。