青木真也が最初で最後の前哨戦で衝撃の勝利。王者・上野勇希は「いつでもどこでも挑戦権」行使のアントーニオ本多を退けV7【DDT】

上野のドロップキックが炸裂

 上野の王座防衛を待ってコメントした青木は「特に言うことはないです。あと1週間かみしめてやるだけ。(上野は)この試合やった後に、もう1試合やってるんだから、責任感という強さはあります。普通だったら、ひっくり返されて獲られちゃうと思うんです。ここで残してくれたのはさすがだなと思います」と語った。
 
 2連戦を戦い抜いた上野は「最高の男でした。『いつどこ』が復活して、チャンピオンとして受けて立つのが夢だったんです。急にタイトルマッチ決まって。でも、いつでもどこでも挑戦できる気軽なものじゃないんです。勇気をもって使って、勇気をもって受け止める。DDTのリングはいつでもどこでもどこよりも一番おもろい。KO-Dのチャンピオン上野勇希、DDTのおもろさに負けてないんかって。もっといけんのかって。足りてないよね。だから青木真也に勝つよ。青木真也に勝ったら、もっとおもろくできるよ。上野勇希は止まってられない。いつでもどこでも誰でも待ってるよ。そのために青木真也に勝つ。強すぎるよ。怖いよ。負けちゃうかもしれない。でも負けていい理由にはならないから。僕がDDT一番好きだから、一番愛してるから」と自身に言い聞かせた。
 
 ベルト獲りならなかった本多は「今日はこの試合が最後になってもいいと思えて戦えた。それが幸せです。上野という選手と出会えてよかったし、プロレスをやってよかった。しょうもない人生ですが、私以上の幸せな人がこの世にいるとは思えない」とコメントした。

DDTプロレス「夏休みの思い出2024 TOUR in YOKOHAMA」(8月17日、神奈川・横浜ラジアントホール)
◆オープニングマッチ 30分一本勝負
○勝俣瞬馬&平田一喜(6分24秒、ジャーマン・スープレックス・ホールド)大石真翔●&夢虹
※大石の持ついつでもどこでも挑戦権(白)が勝俣に移動。

◆第二試合 30分一本勝負
クリス・ブルックス&○正田壮史(12分44秒、片エビ固め)アントーニオ本多&イルシオン●
※正田のチカラKOBUムキムキ

◆第三試合 スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
○MAO&秋山準(11分20秒、片エビ固め)遠藤哲哉&高鹿佑也●
※居合いキック

◆第四試合 アイアンマンヘビーメタル級選手権試合 60分一本勝負
〈王者〉○男色ディーノ(13分49秒、反則勝ち)中澤マイケル●〈挑戦者〉
※レフェリー暴行。第1665代王者が防衛に成功。

◆第五試合 30分一本勝負
佐々木大輔&○河上“ファイヤー”隆一&KANON&MJポー(8分42秒、片エビ固め)HARASHIMA&高尾蒼馬&中村圭吾&須見和馬●
※サンダーファイヤーボム

◆セミファイナル 納谷幸男バースデー記念試合~スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
▲納谷幸男(17分45秒、両者KO)飯野雄貴▲

◆メインイベント スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
上野勇希&●To-y(14分28秒、体固め)青木真也○&彰人
※顔面蹴り

◆緊急決定試合 いつでもどこでも挑戦権使用~KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負
〈王者〉○上野勇希(19分9秒、体固め)アントーニオ本多●〈挑戦者〉
※ドロップキック。第82代王者が7度目の防衛に成功。
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