柳楽優弥と黒島結菜が舞台挨拶で「婚姻届」に署名 約10年ぶり共演で「セッションできた」

撮影・蔦野裕

 映画『夏目アラタの結婚』(9月6日公開)のジャパンプレミアが21日、都内にて行われ、俳優の柳楽優弥、黒島結菜、中川大志、丸山礼、市村正親と堤幸彦監督が舞台挨拶に登壇。柳楽と黒島が劇中の役どころとして“婚姻届”に記名した。

 乃木坂太郎による同名コミックの実写化。連続殺人犯の死刑囚にプロポーズすることから始まる衝撃の獄中サスペンス。

 主人公・夏目アラタ役の柳楽優弥と、アラタがプロポーズする、連続殺人犯にして死刑囚・真珠を演じた黒島結菜はドラマ「アオイホノオ」(2014)以来の共演。

 柳楽が「黒島さんとセッションできたという感じ。簡単にはできないような関係性が出来たのは黒島さんが演じる真珠だったから」と振り返れば、出産後初の復帰作で死刑囚役を演じた黒島も「最初は私にできるかなという不安が大きかった」と明かしつつ、久々の共演に「柳楽さんが明るく“久しぶり!”と話しかけてくれてリラックスできた。真珠は何を考えているか分からないつかみどころのない人物。でも心の中にあるものは一つだということを意識していて、柳楽さんとは心と心でお芝居できました。柳楽さんとのシーンは毎回、緊張感と達成感がありました」と手ごたえ。

 印象的な不ぞろいの歯の特殊メイクに挑んだ黒島が「何度も試作を重ねて作ったこだわりのポイント」と胸を張ると、弁護士役の中川大志も「予告編の映像でも、黒島さんだと気づかない人もいるんじゃないかと。どれが一体、本当の彼女の姿なのか周りの人間と同じように、見ているお客さんも翻弄されていくんじゃないかと思う」と感嘆。

 この日は、そんな物語にちなみ「最近、翻弄されたり狂わされていること」を一同に質問。

 黒島は「プロ野球。今年から見始めて、すごいハマっちゃって。野球ってほぼ毎日、試合をやっていて、今もやっていて、内心気になっています(笑)」とソワソワ。

 イベントの最後には、巨大な婚姻届が登場。柳楽と黒島が、観客に見守られながら劇中の役名で署名し、会場を沸かせていた。

1 2>>>