DOBERMAN INFINITY、夜空の下でひとつに! 5年ぶりの「D.Island」は激アツ〈ライブリポート〉

 

 ヒップホップグループのDOBERMAN INFINITYが主催する音楽イベント『DOBERMAN INFINITY presents D.Island 2024』が8月24日に東京・お台場青海R区画特設会場にて開催された。

 2019年以来5年ぶり通算4度目の開催となったイベントには、DOBERMAN INFINITYに加え、EXILE SHOKICHI、WATWING、ELLY/CrazyBoy(J SOUL BROTHERS III)、BALLISTIK BOYZ、EXILE MAKIDAI(PKCZ®)が集結。さらに、SWAYとKAZUKI(林和希)のソロステージのほか、オープニングアクトにはOHL、RAG POUND、SWEET REVENGEが出演し、イベントを盛り上げた。またイベントの後半には木梨憲武も登場し、出演アーティスト皆で「Choo Choo TRAIN」を披露するというサプライズもあった。本稿では、イベントのトリを飾ったDOBERMAN INFINITYのライブの模様をレポートする。

 すっかり日の沈んだ会場で観客の期待がより一層高まるなか、KUBO-C、GS、KAZUKI、SWAY、P-CHOがタオルを回しながら勢いよくステージに登場。「FLAMMABLE」で観客も一緒になってタオルを回し、華やかにライブをスタートさせた。

 「ラストは俺たちと楽しんでいこうぜ!」「まだ暴れる力、残ってるか?」と煽りながら、続けて「DO PARTY」「SUPER BALL」とアッパーチューンをたたみかけていく。5人は水鉄砲を手にステージを端から端まで動き回り、フロアとの一体感を高めた。

 直前まで雨予報だったが、無事に快晴で迎えられた。MCで5人は、出演してくれた全アーティスト、最後まで見届けてくれたオーディエンスに向けて感謝の言葉を口にした。そして、一度ステージの照明を消すように促すと、「俺から歌うんで、みんなついてきてください!」とKAZUKIが歌い始めたのは「GA GA SUMMER」のサビのフレーズ。何度か観客と歌声を重ねた後に楽曲に突入し、ペンライトの光とシンガロングが夜の会場をあたたかく彩った。

 そんな「GA GA SUMMER」の歌詞にちなんで「CRAZYなWindyは夏が好きでしょ?」と呼びかけると、ステージには昼間に出演していたWATWINGが登場(“Windy”はWATWINGのファンネーム)。11人はステージいっぱいに広がり、DOBERMAN INFINITYがプロデュースした楽曲「YO MA SUNSHINE」を軽快に届けた。

 

 そこから8月14日にリリースされた新曲「OH YEAH!!」で会場を揺らした後、「SAY YEAH!!」ではBALLISTIK BOYZが登場し、力強いボーカルを加える。さらに、BALLISTIK BOYZと入れ替わる形でEXILE SHOKICHIとELLY/CrazyBoyが登場し、「THE ANTHEM feat. DOBERMAN INC, SWAY, ELLY」を7人でパフォーマンス。次々に繰り広げられるコラボステージに、フロアからは大歓声が沸き起こっていた。

 ゲストを交えたにぎやかなステージの後に届けられたのは、夏の恋模様を歌ったノスタルジックなバラード「夏化粧」。ゆったりとしたバンドサウンドにのせて、5人の優しいボーカルが会場を包み込んだ。

GS

 2019年以来、5年ぶりの開催となった『D.Island』。「あの時の景色が、メンバー一同忘れられずにいました」と過去の開催を振り返ったGSは、「年に一度、こうした空の下で最高な仲間と音楽が奏でられる『D.Island』を本当に嬉しく思います。来年、再来年と、皆さんと一緒に楽しめるように考えていきたいと思うので、これからも『D.Island』をよろしくお願いします!」と語りかけた。

 続けて「皆さんで一つになりませんか?」とSWAYが呼びかけて「We are the one」へ。「一緒に!」「後ろも!」と煽り、人差し指を突き上げながら真っ直ぐに歌を届ける5人。夏の夜空の下、5人と観客の一つになった歌声が響きわたった。

 今年6月には、DOBERMAN INFINITYは結成10周年を迎えた。「10周年、これが俺たちの今の気持ちです」と語ったSWAYは、10周年を記念してリリースされた「1st SONG」の冒頭をアカペラで歌いだし、そこに4人が歌声を重ねる。続けてバンドサウンドが加わり、結成10周年、そして5年ぶりの主催イベントへの想いを込めた熱量たっぷりの歌声を届けた。

 ラストを飾ったのはイベント名を冠した「D.Island feat. m-flo」。カラフルな照明がお祭りムードを高めるなか、5人に触発されるかのようにフロアでも再びタオル回しが発生。コール&レスポンスも交えて、最後まで夏らしいにぎやかなステージが繰り広げられた。

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