黒谷友香×北区・やまだ加奈子区長スペシャル対談「子どもの幸せを北区から作っていきたい」
子どもの幸せNO.1! 北区を誰もが戻ってきたくなる場所に
黒谷「改めて条例への思いをお聞きしたいのですが、『子どもの権利と幸せに関する条例』という名称にある“幸せ”というキーワードが、すごくポジティブで良いと思いました。これはやまだ区長を始めとする行政の皆さんが考えたんですか?」
やまだ「これは区立小・中学校の児童・生徒さんへのアンケートをもとにしました。条例には理念を宣言するための前文も記されているのですが、そこにも今回の子ども条例の主体である子どもたちから届いた思いと言葉を盛り込んでいます」
黒谷「子どもたちにとって、自分たちの意見がしっかり行政に反映されているという実感は貴重ですね」
やまだ「ありがとうございます。他にも、弁護士による『子どもの権利擁護委員と相談窓口』を設置し、子どもたちが悩みを気軽に相談できる仕組みを取り入れています」
黒谷「困った時に相談できる場所があるというのは心強いでしょうね」
やまだ「もちろん、仕組みを取り入れただけでは、本当に子どもたちのためになっているのか検証できません。そのため権利擁護委員とは別に、学識経験者や公募委員、学校関係者などで構成される子どもの権利委員会を設置し、ここに実際の権利の主体である子ども代表として、中学生10名に “子ども委員” として参加してもらう予定です」
黒谷「素晴らしい取り組みだと思います。最後に、今後の北区のへのお考えを聞かせていただけますか?」
やまだ「『子どもの幸せNo.1』をキャッチフレーズに “優しいまち” を作っていきたいです。具体的には、これからを担う子どもたちが“幸せだ!”と思ってもらえるようなまちです。子どもたちが北区で生まれて、育って、学んでよかったと思えて、大人になった時に戻ってきたくなるような、そんな場所にしたいですね」
黒谷「“あの時、相談できたから今がある” “また戻ってきたい” と思える場所があることは、子どもたちにとって大きな支えになると思います。来てくれた中学生のみんなも、北区を大事にしていこうね」
やまだ「黒谷さんも、ぜひまた北区に遊びに来てください!」
(取材・文:FM中西)