舞台『そのいのち』で主演を務める宮沢りえ「健常者と障がい者ってなんなのか。その言葉自体に疑問がわいている」
思わず前のめりでコメントする佐藤
また佐藤は「僕にとっては負を力に変えるということが=生きることなんだなって思っている。それを物語にしたいという思いがあるので、そういう時は心血を注いで書ける。書くって心血を注がないと書けないので。“負を力に”というのはハンディキャッパーの方の負だけではない。いわゆる健常者といわれる人にも絶対に負はある。そういうものがなくて生きられる人は心からうらやましいが、大概あるじゃないですか。それを生きる燃料にするというのが人生というか生きることだと思うんですよね。それは心から思います。だからそれを書きたいと思った」と改めて脚本家としての思いを訴えた。
同作は11月9~17日まで東京・三軒茶屋の世田谷パブリックシアターで上演後、22~24日に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、28日に宮城県の東京エレクトロンホール 宮城でも上演される。