稲城市の小学生が「住み続けられる未来の稲城市」をテーマに討論。最優秀賞は「社会貢献と価値観の理解」の大事さを掲げたグループが獲得
髙橋勝浩稲城市長が総括(撮影・蔦野裕)
この間に行われた審査では「価値観の理解・社会貢献が大事。人と違いを発見した時にそれをポジティブにとらえる」というアイデアを発表したグループが最優秀賞を獲得した。
審査結果については髙橋市長が「僅差で評価は難しかった。いずれのグループもSDGsの観点からは着眼点は良かった。そこで差がついたのは、一つはアイデアについての実現性。具体性で少し差がついたかなと思う。プレゼンテーションは皆さんはきはきと明瞭に活舌よくしていただいたが、活舌がいいだけではなく、さらに押しが強いというか、アイデアを伝えるうえでの説得力で少し差がついたかなと思う。いずれにしても大変すばらしいアイデアだった。そして持続可能な社会づくり、持続可能な稲城、皆さんもずっと稲城に住んで、次代の稲城の街を作る世代に育っていただければと思います」などと総括した。
最後にピースコミュニケーション財団の一木広治団代表理事が「この会議は東京23区では豊島区、品川区、北区で開催してきました。多摩では初めての開催。今、全国の自治体から開催したいという要望をいただいています。今はアルファ世代という言葉ができていて、まさに皆さんのような小学校4~6年生がそれにあたるんですが、皆さんに頑張ってもらって、将来の日本を元気にしてほしいという思いで行っていますので、みんなこれから勉強もありますが、自分の夢に向かって頑張っていってほしいなと思います」と挨拶し、この日の会議を締めくくった。
なおこの日、最優秀賞を受賞したグループには来年3月に都内で開催予定の「第5回国連を支える世界こども未来会議」と、8月の大阪・関西万博で開催する「国連を支える世界こども未来会議 FUTURE SUMMIT みらい総会」に参加する権利が与えられた。