平本蓮がドーピング疑惑を完全否定「一切やっていない。自分からお願いしたような事実は全くない」血液検査や毛髪検査も辞さずの構え
会見の冒頭、ドーピング疑惑を完全否定
平本は会見で今回の騒動について「なぜこんなことになったのか自分なりに考えてきた」と話したうえで、事の経緯を説明した。
平本によると5月にフィジカルトレーナーとトレーニングしている際に赤沢が現れ「ドーピング検査が大丈夫なトレーニングの効率が上がるいいサプリがあるから買わないか?」と勧められたという。そして「その時は赤沢氏を信頼していたので購入させてもらいました。6月にぐるぐるまきの状態のサプリを受け取って自宅の置いておいたところ、所属事務所の人間が家に来て“今は風邪薬でもドーピング違反になるから接種しないほうがいいんじゃないか”と言われて、そのままにして自分は一切使いませんでした」と購入したことは認めたものの「赤沢氏から連絡があり、録音を聞いている人もいると思うが、信頼関係もあったのでむげにすることもできないと思い、使用していると話を合わせていました」と赤沢との電話のやり取りについて説明した。
その会話の中での「注射」の部分については4月にアイルランドに修行に行った際に右ヒザの靱帯を損傷し、一時は歩けないくらいの状態となり、試合まで1カ月を切ったくらいでも治らず、フィジカルトレーナーから「ドーピング検査も問題ない」という注射を進められ、数回、自分で打ったことを認めた。そのフィジカルトレーナーは高校生から付き合いのある信頼している人物とのこと。
また赤沢についてはMMAデビュー後、総合格闘技を学ぶ指導者やトレーナーが少なかったころに練習の相談に乗ってくれたり、落ち込んだ時には励まされたりという関係になり、試合でも2回セコンドについてもらい、その2試合とも勝利したことから信頼関係が深まったという。そして「今でも信じられない気持ちでいっぱいです」とその胸中を明かした。