THE RAMPAGE 浦川翔平、MA55IVEファーストツアーは「夢が詰まってた」〈BUZZらないとイヤー! 第82回〉

ーーさて、4公演を振り返りながら、お話を聞かせてください。ツアーは8月16日に名古屋から。台風の影響でライブ当日は新幹線が終日動かない……といったなかでのスタートでした。

翔平さん:みんな一緒にいて、メイクしてる時だったかな。やましょーさん(山本彰吾)とかと一緒に話してて、初日ができないってことになるかもしれないみたいな話になって。楽しみにしてくれてるファンの方々がいるし、もともと4公演しかないのに3公演になっちゃうのはなあ、まじか!?感はやばかったです、頼むぜ……みたいな。それで急きょ前乗りすることにして……開催もできて。

ーー以前、MA55IVEはハードモードって5人のインタビューで言ってましたが、こんなファーストツアーの始まりかた、やっぱり……。

翔平さん:……MA55IVEっぽいですよ、どうにかできたみたいなところも含めて。BATTLE OF TOKYOやEXILE B HAPPY(ともに台風10号の影響で予定の日程での開催はキャンセル)は本当に残念だったけど……。

ーーそんな中での初日はいかがでしたか?

翔平さん:名古屋へは別の不安もありながら向かったんですよね。正直、ソロのところ、DJとかラップが……まだ。マジやばいって。新幹線の中でもブツブツブツブツ練習してました。トイレの前にスペースがあるじゃないですか、あそこで。乗務員さんがもう何往復したかってぐらい。静岡を過ぎたあたりで、メンバーに心配されるかなって気になりだして席に戻ったんですけど。

ーー内緒で練習してたんですね。

翔平さん:コソ練好きだから。

ーー移動中の練習は織り込み済みでしたか?(笑)

翔平さん:だいたいはできてたんですよ、だけど譜割とか歌詞が完全にできてる状態じゃなくて、みんながワイワイしゃべってる時も話が全然入ってこない! ずっとリリックを考えてて。よし完成した!ってなったのが新幹線内で、その瞬間に練習したくなって。

ーー最初の公演の話に。ライブは、翔平さんをはじめメンバーの声で、緊急着陸だとかアナウンスがあって、緊迫感が走って、文字通り幕が開きました。その時の気分は?

翔平さん:ゾワッとしました……サングラスがあって良かった(笑)。無かったら目が泳ぐぐらいな光景でした。当日来てくださったのは名古屋の方がめちゃ多かったですけど、なかには遠征してきてくれた方もいて。私たちと同じように前乗りしてくれたみたいでした。感謝の気持ちで、お返しの気持ちも乗せながら音楽を楽しんでました。

ちなみに、始まるぞ!ってところのアトラクションのようなアナウンス、「パッセンジャー、パッセンジャー」みたいなの、名古屋当日に録りました。最後の同じようなアナウンスは名古屋の時点ではなくて途中から。そういう意味では幕が閉まっている時のエマージェンシー系な照明、赤いのもそうですね。LIKIYAさんがあったほうがいいんじゃねって……このツアー、4公演しかないのにめちゃくちゃ成長しているんです。1日として同じ内容はなかった。昂秀は自分の曲を歌い出したり、公演によって歌う曲が違ったりするし、自分のDJコーナーの尺も変わってるし(笑)。

ーー名古屋公演から次の福岡まで1週間弱。改善する時間もあったってことでしょうね。

翔平さん:とはいえ、ずっとTHE RAMPAGEの活動があったしその間に東京ドームの実寸のリハーサルもやっているので、MA55IVEのことは頭の片隅でちょっと考えられるぐらいですけどね。

ーー話を戻すと、名古屋は、いい幕開けができたという意識でしたか?

翔平さん:初日にしてはめっちゃいいじゃんって。スタッフさんも呼んで、おいしいご飯も食べられたし。鶏を食べに行ったんですよ。で、男気じゃんけんをして、勝っちまって俺が支払いをしました。今回のツアーではもう1回払ってます。東京はHIROさんのご厚意でみんなで焼肉をごちそうになって……おいしかったあ。

ーーその焼肉が昂秀さんと新しい曲の話をしてたっていう焼肉ですか。それはおいしさ倍増ですね(笑)!