初防衛に成功の武居由樹が10月に初のタイトル戦の那須川天心に「頑張ってください。応援しています」とエール

頭を下げて前に出てくる比嘉に有効だった武居のアッパー(© Lemino/SECOND CAREER)
 この大会には武居と同階級のWBC王者の中谷潤人、WBA王者の井上拓真が出場するのだが、その中で那須川の名を挙げたことについて武居は試合後の会見で「やっぱりファンの方からは天心選手との試合が見たいという声が大きいですし、自分自身、ボクシングに転向する前に、天心選手とボクシングでやれればいいなという気持ちもあったので。拓真さんは別として、中谷選手より、まずは天心選手とやりたいという気持ちが強いので軽く名前を出させてもらったという感じですが、今日の試合ではまだまだだなと思っています」と説明。
 
 また天心については「K-1時代からやりたかった気持ちはあったが、僕がキックをやっていた時は交わることはなかったので。そんな中で僕がK-1という競技に少しモチベーションが下がっている時に、那須川選手がボクシングへの転向を発表したりしていたので“ああ、自分もボクシングに行ってみようかな”という気持ちが芽生えたことがあって。それからずっと“やれたらいいな”という気持ちがあったのかなということと『THE MATCH』でK-1勢が負けたときは悔しい気持ちはあったが、今はTHE MATCHはTHE MATCHだったなという感じで自分と天心君の戦いはまた別だなという感じはしています」などとも語った。
lbv「Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ」(9月3日、東京・有明アリーナ)
◆メインイベント 世界スーパーバンタム級4団体統一世界王者防衛戦12回戦
○井上尚弥(WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級王者、大橋)(7R16秒、TKO)TJ・ドヘニー(WBO世界スーパーバンタム級2位、アイルランド)●

◆セミファイナル:WBO世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
○武居由樹(WBO世界バンタム級チャンピオン、大橋)(判定3-0=114-113、114-113、115-112)比嘉大吾(同級1位、志成)●

◆第3試合 WBA世界スーパーライト級挑戦者決定戦12回戦
○平岡アンディ(WBA世界スーパーライト級7位、大橋)(9R2分58秒、TKO)イスマエル・バロッソ(同級暫定王者、ベネズエラ)●

◆第2試合 OPBF東洋太平洋・WBOAP ウェルター級タイトルマッチ12回戦
○佐々木尽(OPBF東洋太平洋・WBOAP ウェルター級チャンピオン、八王子中屋)(7R52秒、TKO)カミル・バラ(OPBF東洋太平洋・WBOAP ウェルター級10位、オーストラリア)●

◆第1試合 日本スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦
○下町俊貴(日本スーパーバンタム級チャンピオン、グリーンツダ)(判定3-0=96-93、96-93、97-92)津川龍也(日本ユーススーパーバンタム級王者、同級3位、ミツキ)●
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