堀潤が“TOKYO MXの朝の顔”継承の山本里菜に「朝から無茶苦茶言っても大丈夫。それくらい自由な放送局」とアドバイス

新しい時間帯に意欲満々の堀氏
 堀氏は自らの番組の見どころとして「本当のニュース。僕はずっと現場主義でやってきた。今朝もイスラエル・パレスチナの問題をお伝えしたが、外信の映像ではなく、僕が行ったパレスチナの取材の映像などを使いながらニュースを伝えている。なるべくチームの仲間で撮った一次情報をちゃんと伝えたい。今は情報を得ようと思ったらSNSもあるしメディアもいろいろと発達している。取材力みたいなものはコスト削減の中で弱っている。あと、頑張っているのにそんなに見られてないんじゃないか、報われてないんじゃないか、世の中悪くなっているじゃんとか、そういう徒労感は感じていて、報道がだんだん元気がなくなっている。それは世界的に。でも報道のニーズは増えている。だから簡単なニュースコンテンツは増えちゃったんですが、MXの夕方とか夜を見ていただければ“こういうふうになっていたんだ”ということをちゃんと映像で見てもらえるような、そういうニュースにしたい。それは現有戦力だけでは足りないので町中の皆さんと一緒にニュースを伝えていく」と自らが主宰する8bit news同様、市民ジャーナリズムの精神での取材体制に言及。
 
 そして「MXは来年開局30年。開局の時の志が東京のビデオジャーナリストが作るニュース局というコンセプトで立ち上がったと聞いている。当時はうまくいってなかったと聞いたが、今こそ開局の理念がここで花開くぞという思いでやっていきたいと思っている。見るニュースではなく使えるニュース。そういうふうに公共の電波を開放していきたい」などと続けた。
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