GENERATIONS「良いスタートが切れた」6人の新体制でツアー開幕 1万2000人が見守る

 

 ダンス&ボーカルグループのGENERATIONSが9月8日、福岡・マリンメッセ福岡で最新ツアー「GENERATIONS LIVE TOUR 2024 “GENERATIONS 2.0”」をスタートした。全国7都市12公演を駆け巡るアリーナツアーで、6人体制となって最初のライブを見守ろうと全国各地から駆けつけた約1万2000人を楽しませた。

 ライブ1曲目を飾ったのはファンの間では名曲として語り継がれている「Evergreen」。音と共に6人のシルエットが映し出されると、悲鳴にも似た歓声が会場中に響き渡った。今回のツアーのために新たにリアレンジされ、タイトルも「Evergreen 2.0」と題され、彼らのパフォーマンスがいつもと変わらず色褪せない事を象徴するような仕上がりだ。壮大さと深みを増した「Evergreen 2.0」に観客が聴き惚れる中、曲の終盤に差し掛かると、メンバーがツアーでお決まりの“円陣”を組むと大歓声が沸き起こった。

 ライブの幕開けを飾るに相応しい“アガる”曲が続く中、突じょとして会場は闇に包まれ、昨年公開されたJホラーの巨匠・清水崇監督の映画『ミンナのウタ』の主題歌「ミンナノウタ」。奇妙な世界を、ダンサーとともに、映像とパフォーマンスで構成された演出。まるで映画の中に迷い込んだかのような不思議な空気が会場を包んだ。

 数原龍友のソロ楽曲「Pacific Love Memories」で会場は数原ならではの雰囲気に早変わり。数原は全編英語詞の楽曲を甘い歌声で披露した。 

 

 ライブも中盤に差し掛かったところで6人体制として初めての楽曲「Cozy」を初披露。数原は「こんな時代、こんな世界だからこそ、人と人のつながりを大事にしたいという想いを込めました」と語った。

 本編のラストを飾ったのは「エンドレス・ジャーニー」。体操ニッポン応援ソングとして5月にリリースされた楽曲で、パリ五輪体操男子日本代表の金メダル獲得の背中を押したが、今日は会場に詰めかけたオーディエンス、そして自らの背中を押すようなパフォーマンスだった。

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