【明日何を観る?】『シビル・ウォー アメリカ最後の日』

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 第95回アカデミー賞を席巻した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022)など、次々と革新的な話題作を生み出してきたA24が、満を持して史上最高の製作費を投じて描いたのは“分断されたアメリカ”。公開されるや世界71の国と地域で話題騒然、A24史上最⾼のオープニング記録を樹⽴した。メガホンを執ったのは『28⽇後…』で脚本を担当し、⻑編デビュー作『エクス・マキナ』で 第88回アカデミー賞視覚効果賞を受賞したアレックス・ガーランド。政治⾵刺漫画家の息⼦としてジャーナリストに囲まれて育ったガーランド監督が、現実と重なるエピソードを巧みに織り込みながら、ゆがんだ“未来”をリアルに、容赦なく映し出す。

 大統領の単独取材を試みるジャーナリストの一人で、ベテランの報道カメラマン、リー役にキルステン・ダンスト。リーにあこがれ、旅に同行する若手カメラマン・ジェシー役に『エイリアン:ロムルス』のケイリー・スピーニー。
 4人のジャーナリストとともに内戦の狂気が吹き荒れるアメリカを体感する、圧倒的な没入感。見終わったとき、これはただのフィクションだと言いきれる者がどれだけいるだろうか。

STORY:連邦政府から19もの州が離脱したアメリカ。テキサスとカリフォルニアの同盟からなる“西部勢力”と政府軍の間で内戦が勃発し、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていた。就任 “3期目”に突入した権威主義的な大統領はテレビ演説で力強く訴えるが、ワシントンD.C.の陥落は目前に迫っていた。ニューヨークに滞在していた4人のジャーナリストは、14カ月一度も取材を受けていないという大統領に単独インタビューを行うため、ホワイトハウスへと向かう。だが戦場と化した旅路を行く中で、内戦の恐怖と狂気に呑み込まれていく…。
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』
監督/脚:アレックス・ガーランド 出演:︓キルステン・ダンスト、ワグネル・モウラ、スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン、ケイリー・スピーニ―他/ハピネットファントム・スタジオ配給/10月4日(金)よりTOHO シネマズ 日比谷他にて公開 https://happinet-phantom.com/a24/civilwar/