自民党総裁選 所見発表演説会で高市氏「自民党を鍛え直そう」、小泉氏は「できるだけ早期に衆議院を解散」

小泉進次郎氏(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
 小泉氏は「今、全国の党員の皆さんが自民党に変わることを求めている。今回の総裁選は自民党が本当に変わるか、変えられるのは誰かが問われる選挙。誰がやっても変わらない、政治に期待しない声が多い中、自民党が真に変わるには改革を唱えるリーダーではなく、改革を圧倒的に加速できるリーダーを選ぶこと」と切り出すと2児の父の立場から「今、政治を変えなかったらこの子たちの時代に間に合わない。政治の決定の在り方、政策の強度・速度を圧倒的に上げないと間に合わない。そんな危機感が募り、今、私はここに立っている。私は総理になって時代の変化に取り残された日本の政治を変えたい。長年、議論ばかりを続け、答えを出していない課題に決着をつけたい。そして大きな課題ばかりではなく一人ひとりの小さな願いも届く政治を実現したい。私はやるべき改革を断行する覚悟。総理になればできるだけ早期に衆議院を解散する。そして私の改革プランについて国民の審判を仰ぐ。私が総理になれば1年以内に政治改革、規制改革、人生の選択肢の拡大。この3つの改革を断行する」と早期の解散について改めて言及した。
 
 政治と金については「政治改革については政治資金の透明化に加えて、自民党改革、国会改革も進める」と約束。また「日本経済のダイナミズムを取り戻すため聖域なき規制改革を進める。業界や既得権益側が認める範囲内でしか改革できない自民党を変え、国民の願いや希望を形にする真の国民政党に自民党を立て直す」と「聖域なき規制改革」を掲げる。その中には年収の壁の撤廃、労働時間規制の見直し、選択制夫婦別姓の導入も含まれる。
 
 憲法改正については「戦後初めての国民投票を実施したい。自衛隊を明記することがダメなのかどうかを国民の皆さんに聞きたい」などと主張した。