〈ラブ トランジット 2〉復縁を選択しなかったオトコたちのホンネ セカイ×たかあき インタビュー

 AmazonのPrime Videoで配信中の新作恋愛リアリティ番組、Amazon Original『ラブ トランジット』シーズン2が、9月5日の配信で最終話を迎えた。かつて恋人だった5組の男女が、約1カ月間のホカンス(「ホテル」と「バカンス」をかけた造語)を通し、過去の恋と新たな出会いの間で揺れ動いた。

 今回はそんなホカンスの中で、復縁ではなく新しい恋を目指した2人の男性メンバー、セカイとたかあきとの対談を実施。「X」こと元恋人と一緒に参加し「復縁か新しい恋か」を模索してみて、どんな成長があったのか……彼らを掘り下げていくうちに、2人の意外な関係性や愛情が見えてきた。

 ※この記事は『ラブ トランジット』シーズン2のネタバレを含みます。

「元恋人」の前で恋愛するオトコたちのホンネ

 ーーお二人は、復縁を強く意識して『ラブ トランジット』に参加されたわけではなかったんですよね。

セカイ:そうですね。どちらかというと、約1カ月の時間を恋愛だけに注ぎ込めることそのものに魅力を感じて参加しました。

たかあき:僕はXに誘われて、面白そうだなと思って参加しました。

ーーホカンス中は、復縁を考える瞬間もあったと思うのですが、いかがでしたか?

セカイ:僕はホカンス中、一度も復縁を意識しませんでした。Xを心配することはありましたが、ジェラシーを感じたり、切なくなったりはしませんでした。

たかあき:僕のXは気持ちが揺れているようでしたが……僕の中では、今回のように初対面の人たちと一緒に参加する旅の中で、Xはよく知っている僕に頼りたい気持ちなのかなと考えていました。

ーーお二人とも、相手を気にかける気持ちが恋に転ずる……とはならなかったのでしょうか。

セカイ:よく知っているXのことだからこそ、悩んでいることに気付いたんですが、そもそも僕は、中盤まで「周囲に自分のXが誰か、バレてはいけない」というルールに強く囚われていたこともあり、Xに対しては自分らしく動けていなかったんです。そこに対する罪悪感はありました。

たかあき:自分にとってXは頼ったり甘えたりしやすい存在だったけど、ホカンスの中でXを頼ったり、Xを選ぶことは、恋ではなくて甘えなのではないかと思っていたので、Xを選ぶという方向にはいかないようにと考えていました。

 

ーー新しい恋を希望する気持ちが強かったと思いますが、元恋人がいる場での恋愛とは、どのようなものだったのでしょうか。

たかあき:そもそも嫌だなあって気持ちがありました(笑)。そもそも他人に見せびらかすものじゃないと思っていたので、Xにその姿を見せるのは抵抗がありました。

セカイ:今回は行動あるのみでしたけど、今考えるとかなりやりにくかったし、難しかったよね。俺もサークル内恋愛とかが苦手で、そもそも友達に恋愛している自分を見せるのも抵抗があります。

たかあき:男性メンバー同士も仲良かったからね。ライバル関係そのものより、恋愛している自分を見せていることの方が恥ずかしかったというのはありますね。

ーーとはいえライバル関係を意識した人や、ライバルになったら困ると思っている人はいましたか?

たかあき:それこそ僕は序盤から、セカイだけは敵に回したくなかったですね。タイプが違い過ぎるし、絶対に勝てないって思っちゃった。

セカイ:僕は序盤から意識した人はいませんでしたが、水族館でそれぞれがXと付き合っていた時の写真や動画を見てからは、自分が気になっていた女性のXのことを意識しちゃいましたね。僕とはタイプが全く違う彼との親密な様子を見てからは、その女性とうまく関われなくなってしまって…。ホカンス中の二人の関係は順調だと思っていたのに、沖縄に行ってからはあまりうまく喋れなくなってしまったんです。そこが、今回の僕の失恋のターニングポイントになってしまったのかなと。

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