〈ラブ トランジット 2〉復縁の道に進まなかったオンナたちのホンネ エリカ×ミヅキ×ゆづき インタビュー

左からゆづき、ミヅキ、エリカ(撮影・上岸卓史)

 AmazonのPrime Videoで配信中の新作恋愛リアリティ番組、Amazon Original『ラブ トランジット』シーズン2が、9月6日の配信で最終話を迎えた。かつて恋人だった5組の男女が、約1カ月間のホカンス(「ホテル」と「バカンス」をかけた造語)を通し、過去の恋と新たな出会いの間で揺れ動いた。
今回はそんなホカンスの中で、復縁を選ばなかった・結ばれなかった3人の女性メンバー、エリカ、ミヅキ、ゆづきの鼎談を実施。元恋人(X)と一緒に参加し「復縁か新しい恋か」を模索した時、どんな感情が込み上げてきたのか。彼女たちの気持ちを掘り下げる中で、『ラブ トランジット』という旅の本当の意義が見えてきた。

※この記事は『ラブ トランジット』シーズン2のネタバレを含みます。

 

「元恋人」の前で恋愛するオンナたちのホンネ

ーー改めてそれぞれの、『ラブ トランジット』への参加のきっかけを教えてください。

エリカ:私はちょうど30歳を迎えるタイミングだったので、自分の中で整理しきれずにいたXへの気持ちをきちんと清算したいと思ったのが大きな理由でした。次の恋への足かせのようにもなっていたので、これからの人生設計を考えるためにも、しっかりと向き合ってみたいと思っていました。

ミヅキ:私も似たような感じです。Xとの別れに後悔があったけど、それが自分自身の未練なのか、相手を傷つけたことへの罪悪感が理由なのか分からなかったので、もう一度しっかりと関わって自分の中で白黒はっきりつけたいと思っていました。


ゆづき:私はXへの未練が全くなかったので、シンプルに普段と違う環境で、自分を見つめ直しながら新しい恋愛にも向き合ってみようと思って参加しました。

ーーみなさん、復縁への大きな気持ちはない状態で参加されたと思いますが、ホカンス中に復縁が頭をよぎる瞬間はありましたか?

エリカ:私は結局、ホカンスを通して自分のXへの気持ちに気づいてしまったので。最初は復縁したいなんて思っていなかったのに、Xが他の人に恋している様子を見ている時に嫉妬している自分がいました。私自身も他の異性とデートする中で、自分のダメな部分にも向き合った結果、自分が変わったら、Xとやり直せるかも、という気持ちが湧いてきて……『ラブ トランジット』に参加しなければ、こんな気持ちになることもなかったのかもしれません。

ミヅキ:私はXの方が復縁を希望していたので、もちろんかなり心が揺れました。ストレートにアプローチしてくれたり、好きなものを覚えていてくれたり……彼と復縁することで待っている幸せを考える瞬間もありました。改めて、彼氏ではなくてもXは大切な存在だと思いました。

ゆづき:ホカンス中に、Xが私を心配して声をかけてくれたりした時は嬉しかったけど、お互い、相手への恋愛感情には整理がついていたので、、私たちにはそういった心の揺らぎはなかったですね。

 

ーー逆に、元恋人の目の前で新しい恋を始めることへの苦悩はありませんでしたか?

エリカ:私の場合は、いいなと思った相手とデートに行くたびに、その人への気持ちと同時にXへの気持ちも大きくなっていって、混乱していました。新しい恋を始めようとしてもうまく舵を取り切れなくて、いいなと思った相手の素敵なところが見えたと思ったら、次の日にはXのいいところも見えたりして、感情的にも振り幅が大きくてツラかったです。

ミヅキ:デートに行っている間は、目の前の相手に集中しているんですけど、でも、帰ったら普通にXがいるわけじゃないですか。どうしても意識はしちゃいますし、Xからデートのことを聞かれたりすると、また気持ちがフラフラしたりして。超楽しかった〜!って顔で帰るのも気まずいじゃないですか。

ゆづき:そういう時も、XはXで別の人とデートに行ってたりするしね。

ミヅキ:真顔でいるべきか、微笑んでるべきか……って悩んで、変な顔になってる瞬間は多かったかも(笑)。

 

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