K-1ファイター玖村将史のこれだけは譲れないこだわり「一人の時間。人に合わせていると本来の自分を見失ってしまう」
新企画【格闘家プロファイリング】こだわり
格闘家は普段何を考え、何をしているのか…。記者会見や試合だけでは分からない格闘家の内面を探る新企画「格闘家プロファイリング」ではさまざまなテーマで選手に切り込み、その本質を丸裸にする。1人目は「K-1 WORLD MAX 2024」(9月29日、東京・国立代々木競技場 第二体育館)で開催される「-55kg世界最強決定トーナメント」に出場するK-1ファイターの玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)。大会を前にした玖村に5つのテーマで話を聞いた。1回目は「こだわりor好きなもの。これだけは譲れないものや事」について。
K-1ファイターの玖村将史(撮影・蔦野裕)
生きる上でのこだわりや好きなもの。これだけは譲れないものはありますか?
「これはとても難しい質問ですよね(笑)。実は全く浮かばなくて。強いて言えば、一人の時間。これだけは譲れないというか、その時間がないと何もできないというか」
一人になる時間を作って、そこで何をしているのでしょうか? もしくは何を考えている?
「特に何かを考えているわけではないんですが、1回気持ちをリセットするみたいなことです。ずっと人と一緒にいると、人に合わせたりもするじゃないですか。そうすると本来の自分はどこに行ってしまったかを見失っていくので。そのまま練習に行くとコンディションが悪くなったりもします。寝る前とかは絶対に一人の時間を作って、気持ちを切り替えてから寝ないと次の日とかの調子が良くない。なので、寝る前は絶対に一人になる時間は必要ですね」
極端に言うとぼーっとしている?
「ぼーっともしますし、瞑想とかもします。あとは何もせずただケータイを触ったり、テレビを見たりとか」
テレビも内容を頭に入れるわけではなく?
「ただ流して、ぼーっとしている。何もない時間です」
それは昔から?
「はい、昔からです」
3人兄弟で家族も多い。お互いに干渉すると疲れるからという理由も?
「そうですね。一人で部屋に引きこもったりしていました」
おしゃれへのこだわりとか、好きな漫画とかアニメ、小説みたいなものはありますか?
「全くないです。アニメとかは昔は好きでしたし、服とかも昔は興味があったんですが、だんだん年を取るにつれて興味がなくなってきたというか(笑)。だんだん格闘技にのめり込んでいったというか、格闘技があればいいやという感じになってきました」