「住み続けられる未来の大阪」をテーマに闊達な議論。最優秀賞は「挑戦する大阪」を掲げたグループが獲得
「挑戦」の大事さを掲げたチームが最優秀賞を受賞(撮影・蔦野裕)
この間に行われた審査の結果、「朝日放送テレビ賞」をFチーム、「関西テレビ賞」をDチームが受賞。
Fチームは「自然との共存が大事。大阪は現在、自然が少なく、人間と自然のバランスが崩れているので、もっと自然を増やすことが大事。今、私たちができることは物を大切にすることと緑を大切にすること」、Dチームは「環境への配慮が大事。大阪の街では木が切られていることが多い。緑や自然が減って気温が上がり、生態系が崩れて人にも動物にも害が及んでいる。今、私たちができることは庭などに植物を増やすこと。人間と植物が共存しできる社会をつくる」などとともに環境問題を取り上げていた。
最優秀賞を獲得したBチームは「挑戦が大事。何事も始めるのは挑戦から。何事も始めるのは挑戦から。そこから新たなアイデアや行動が生まれ、挑戦する大阪として住み続けられる。今、私たちができることは何事も勇気や自信を持ってチャレンジすること」などと意識改革を掲げたうえで具体的な動きとして外国人やさまざまな人との友情の形成やボランティアといった社会貢献活動を挙げた。
審査について一木氏は「差があまりなかった。今回は大人の審査員と子どもの審査員の両方の点数を見て決めるんですが、あまり差はついていなかった。今回は子どもの得点が一番高いところが最優秀賞になった」と語った。
そして最後に「この未来会議は今年で終わるわけではなく毎年やる。なので4年生と5年生は来年も参加できます。ぜひ興味を持って、自分たちが住む街がどんな街になればいいかをいつも考えてもらえれば。来年の3月には東京でやります。最優秀賞のチームの人たちに参加してもらいますがみんなバラバラになって世界の子どもたちとチームを組んで議論することになります。来年は万博でもやります。世界中の子どもたちが集まってエキスポホールという一番大きいところでやりますので、ぜひ楽しみにしてください。今日はいいアイデアをありがとうございました」と締めくくった。