LIL LEAGUEらEXILE TRIBEの若手4組がワンナイトのスペシャルなライブ! 「NEO EXILEっていうワードを広げていきたい」
WOLF HOWL HARMONY
各グループが軽くジャブを打つかのように代表曲を2曲ずつ披露したあとの2巡目では、どのグループも自らのストロングポイントや表現の幅、練り上げた魅せ方でアピールした。
他のグループよりも一足早くデビューしたリルは「Lolipop」「48 BARS RELAY」「Hunter」などジャンルもノリも異なる9曲をパフォーマンス。歌唱もダンスも、ステージの展開にも余裕が見え、他3グループよりも少し先輩であるところを見せつけた。
TJBBは、楽曲を披露する前に、パフォーマーたちが先陣を切りパワフルなラップで圧倒したと思えば、バラード曲「WEEKEND」ではしっとりと聴かせて魅せ、再びそのギャップでオーディエンスをホワンとさせた。
4人という最少人数での構成、ボーカル&ラップグループという他とは異なる存在感のウルフは、傘やソファ、アネモネといった小道具を使い、エモーショナルなパフォーマンス。情感たっぷり、熱量もたっぷりなステージで魅了した。
KID PHENOMENON
キドフェノは、EXILE TRIBEが集結したライブ「BATTLE OF TOKYO」でもみせたような悪ガキっぽさをチラつかせつつも、実力に裏打ちされたパフォーマンスでオーディエンスを沸かせ、MCでもライブを盛り上げた。ライブも終盤に近付いたところで、メンバーがそれぞれのグループが“練りに練った”演出で気に入ったものを挙げてトーク。途中から、該当するグループのメンバーが「なんか、ほめてた?」と声だけで登場し、ほめられたパフォーマンスについてうれしそうに話す様子に会場は笑顔で耳を傾けた。
ライブも終盤「Wheelie」をキドフェノとリルといった2つのグループ、リルに他グループのメンバーが加わっての本ライブならではのコラボパフォーマンスで会場が過熱する中、ステージにはふたたび27人が大集合。「みなさん、タオルをぶん回す時間がやってきましたよ!」とウルフの「You&I」では、会場が一体となってタオルをぐるぐると回して盛り上がった。
ラストは27人でミュージックビデオに出演しているリルの「Higher」。リルの難波碧空が「僕たち、iCON Zでの誕生、そこからの旅立ち。いろいろな卒業を歌った楽曲となっております。人間なんで不安も悩みもたくさんあると思うんですけど、27人僕ら全員で皆様の背中を少しでも押せたらと思い、心を込めて歌わせていただきます」と話して歌い、本編を締めくくった。
アンコールでは、リルが「You Spark」、ウルフが10 月発売の新曲「ROLLIN’ STONES」、TJBBが「UNBREAKABLE」、キドフェノが「Unstoppable」とそれぞれ最新曲をパフォーマンス。そして、ラストは4組のデビュー曲をメドレーで歌いながらメンバーが客席を歩きながら歌ってフィナーレ。リルの岩城瀬那が「また会いましょう、NEO EXILEでした!」とあいさつし、順にステージを後にした。
心地よいライバル心と連帯感が見えるライブ
お互いを意識しながら渾身のパフォーマンスを繰り出しながらも、笑顔のあふれるライブだった。
事前の取材で、互いのライバル心について聞かれると、代表してリルの岩城星那は「ライバル心も、リスペクトももちつつ」との答えた。「LIL LEAGUEは、テレビで取り上げられている第2章で結成されたグループの合宿の映像だったりを見て刺激をもらって頑張れていた側」とし、「そういった日々を過ぎて、今こうして同じステージに向かって一緒に頑張るという機会をいただいて、LIL LEAGUEとしてライバル意識はありつつも、今年対バン形式のツアーもやらせていただくという中で、相手をリスペクトしないと成立しないって学んだ。ライバル心っていう炎を燃やすこともこのライブの醍醐味。ライバル意識は持ちつつも、いいバランスで」と話していた。
以下に、事前取材の内容をまとめた。