鬼才!日本のドラマの歴史を塗り替えた飯田譲治監督の新作映画『神様のサイコロ』がやばい【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】
こんにちは、黒田勇樹です。
先週、ちょろっと書いていた「12月に何かやります」の件なんですが詳細が発表されました。
僕の作・演出で、三栄町LIVE× 黒田勇樹プロデュースvol.17 「いつの日か、また会おう!」という作品をやります。そして10月4日(金)と5日(土)に出演者のオーディションを行いますので、ご興味のある方はぜひ。
はい、しっかり告知です。
では今週も始めましょう。
『NIGHT HEAD』『沙粧妙子-最後の事件-』『ギフト』等々…日本のドラマの歴史を塗り替える傑作を量産した飯田譲治監督の新作映画『神様のサイコロ』が、間もなく公開されます。
若干面識があるので、ドラマ界隈で生きてきた筆者は、出来るだけ顔に出さないようにしていたのですが、凄い大好きで、ちょっとジャンプするぐらい新作の情報に喜んでいて、今回は我慢できず「記事にするから先に観せてくれ!」と、5年ぶりぐらいに連絡を取って、試写を観せて頂きました。
やっぱり、面白かった!
「量子物理学×魔術」
もうさ、妄想なのか哲学なのかわからん、この世界観が監督の“真骨頂”だと思いませんか!?
かの天才科学者アインシュタインが「神はサイコロを振らない」といい、量子力学に疑問を提示したことに真っ向から「映画」という武器で真っ向から立ち向かってるんですよ。
なんか「偶然なんか、無い」みたいな意味なんですが、そこへのロジックが、ずっとカッコいい。
筆者、42才なんですが、監督は20才位歳上なのにYouTuberやSNS、マルチアングルやタイムラプスなど、題材や編集の現代向けのアップデートがハンパない。
「そろそろ老けてくれ!」と、切に願いました。
そして、ラスト30分、渡辺哲さんが登場してからのカタルシスが、たまらん!!
映画を観て、「敗けた」と、素直に思えたのは久しぶりでした。
間もなく劇場公開なので、是非、皆様ご覧下さい!