12月に防衛戦の井上尚弥「挑戦することをやめたら成長も止まる。年間3試合は挑戦」
「時計」「時間」「挑戦」といったテーマでトークを展開
そして「時間」については「自分の中ですごくこだわりを持ちたくて。それに気づいたのはここ5年くらい。時間を人よりどう濃密に使うかをこだわりたいと思っている。仕事として一番好きなのはボクシング。でもボクシングというのは1日ずっと練習できるスポーツではない。ジムに入ってトータル3時間が限界。限られた時間を人よりどう考えて、どう練習したか。それは1カ月単位とかで考えるのではなくて、年単位、5年単位で考えた中で、人より濃く使った時間が5年後の自分に成長として返ってくる。この5年ですごく考えさせられたというか、考えながら練習してきたというか。なので、ボクシングに対する時間にだけはこだわりたいと思っている。僕は王者になったのは20歳の頃。その頃はそんなに考えてなくて、漠然とジムに行けば練習していた。25歳くらいの時に世界から注目され始め、ここから一つ二つ抜けるにはどうしたらいいかと考えたときに時間の大切さを深く考えた」と語る。