EXILE SHOKICHI、野外焼肉で肉カルチャーをリスペクト! 全国各地の人気焼肉店集め『MEAT MANIA JAPAN supported by SUNTORY』

焼肉で日本各地の文化の違いが感じられる

 フードフェスは大人気で毎日どこかで行われるといっても言い過ぎないぐらいの数がある。各国料理、肉や魚介といった素材などさまざまな切り口があるなかで、『MEAT MANIA JAPAN』は和牛にフォーカス。そして1日目はセルフで焼くというあまりなかったスタイルで行う。

 「形あるものをサンプリングするんじゃなくて、ゼロイチ、形なきものからやってるので、前にこういう人たちがこうやってたから、僕たちはこんな感じでやってみようってできるレファレンスがないんです。参考にできるものがないっていうのがいかに大変かっていうことを改めて感じています」

 全国各地の予約困難店や有名店の焼肉を自分で焼いて楽しむ。提供する肉については「日本中から人気の焼肉屋が集結みたいな感じ」で、「北海道の北海道の牛やそれにあったタレ、東北のタレ、神戸の神戸ビーフのプライド……とかね。焼肉って文化の違いが感じられるんですよ。そこも一つの醍醐味として感じてもらえたら面白いんじゃないかなって思います」 

自宅に本名にちなんだ『八木園』という看板を掲げ知人に肉料理を振舞うことで知られるEXILE SHOKICHI。エスコンフィールドHOKKAIDOには、自身がプロデュースする肉のファストフード店『Yagien Ballpark』も

焼肉はみんなで楽しめるカルチャー

 焼肉というスタイルでの提供を選択したのは、おいしさが一番分かると考えてのことかと聞くと、「……それもあるし」。

 「みんなに一番浸透してる肉の楽しみ方なのかなって。楽しいじゃないですか、みんなで肉を囲んで、焼いて。みんなで楽しめるカルチャーとして根付いている。そこと結びつけて楽しく、おいしいイベントできたらって」

 SHOKICHI自身の楽しかった肉の思い出とつながっている。 

「自分が生まれた(北海道の)苫小牧には『スケートまつり』っていうのがあって、しばれ焼きっていう名物料理があるんですよ。ドラム缶を加工した焼き台があって、ジンギスカンの肉を買って自分でその焼き台で焼いて食べるんです。親と一緒に行くんですけど、知らない人たちもいて、同じところで肉を一緒に焼いて食べるのが大好きだった。みなさんにも同じような思い出を作ってほしいなというのもあって。フードフェスで自分で焼いて食べるものってあまりないと思うから大変だと思うけど、やったらなんか楽しいんじゃないかなって」

 それもあって、1日目のチケット価格は、最大4名までで2.5時間の飲み放題付き1万6500円から最大12名までで4時間飲み放題つきで13万2000円というグループで楽しむ前提で設定。肉は、それとは別に予約購入するスタイルにした。チケット発売当初は金額に目が行く人が多かったようだが、頭数で割って焼肉を食べに行こうと思ったら悪くないと考える人も増え、残席もあとわずかとなった。2日目は売り切れた。 

「続けていきたいと思ってこのイベントを立ち上げたし……」と、SHOKICHI。「次のことも考えられる感じになってきたので、今年やってみて意見を聞きつつ、このスタイルを続けるのか、もうちょっと違うスタイルでいくのかって考えていきたいと思っています」