THE RAMPAGE 浦川翔平、初めてのオクトーバーフェストで大解放!?〈BUZZらないとイヤー! 第84回〉

「東京ドーム2日間、お疲れ様でしたー!」と乾杯をし、黄金色のダンベルを上下させて腕を鍛えます。「プハーッ! うまい。でも、これだけのメーカー、それもひとつのメーカーでいくつも種類をだしてるし飲み比べてたら泥酔して潰れちゃいそう……そんな人、いるんじゃないですか? 今日は私が……ヴァハハハ!」といつものあの笑い声です。

 少しずつダンベルを軽くしながら、おしゃべり。話題はもちろんビールのこと。ドイツビールは、ビール純粋令(1516年にバイエルン公ヴィルヘルム4世が制定)のもと、作られています。使用していいのは水とホップ、麦芽(大麦)のみ。のちに、酵母(イースト)の存在が確認されて追加されますが、今もドイツビールの精神として守られています。

「そう考えると日本のビールってまだ歴史が浅いですね。エビスビールって結構古いですけど、そんなに前じゃない。戦中?戦前?ぐらい……(ヱビスビールの発売は1890年)」と、翔平さん。どこかで聞いたことがある話だなあと視線を送ると、「……みんな知らなかったですよ! 恵比寿駅の恵比寿はヱビスビールが先、ビールが最初で恵比寿駅になったんだよってこと(笑)」。YEBISU BREWERY TOKYOの取材で仕入れた知識はすでにメンバーに披露したようです。


するっとビールの知識が……これはどっかでやってますね

 翔平さんが好きな白ビール、バイエルン地方を代表するヴァイツェンには小麦が使われています。ビール純粋令には明記されていません。ビール純粋令が出るよりもずっと前に、主食用の小麦の安定供給もままならないという理由でビールに小麦を使うことは禁止されていたそうです。ただ、一部のみ特別に醸造の許可が許されていて、それが現在につながっているようです。

 こんな会話が会場のあちこちで交わされていたかもしれません。というのも、オクトーバーフェストのテントのナチュラルな相席スタイルは、知らない人同志が隣り合わせて自然にコミュニケーションが生まれやすいようにという狙いもあるんだそう。乾杯からビールの話、恵比寿駅よりもヱビスビールが先なんて一番いい話題かもしれません。


やっぱり立ち話

 さて話題は「芝公園オクトーバーフェスト 2024」に。芝公園は23日まででしたが、今は豊洲で10月14日まで開催中。その後は神宮外苑(10月11日から10月31日まで)と、会場や規模を変えながらオクトーバーフェストは続いて行くそうです。

 豊洲はアーバンドック ららぽーと豊洲が会場だと聞くと「EXILE B HAPPY系だ!」と翔平さん。1月にリリースイベントを行ったステージ周辺が会場で、「MORNING SUN」のミュージックビデオに登場する階段に腰かけて海を見ながら乾杯もおすすめです。神宮外苑の会場は、以前、BUZZらないとイヤー!で夜の散歩をした国立競技場近くの聖徳記念絵画館の前。「……これは追いかけていかなきゃだな」と、翔平さん。

 話をしているとステージではバンドが『乾杯の歌』を演奏し始めました。ただ、翔平さんの手元を見るとビールは底のほうに少しだけ。一緒に乾杯とはいかなそう。そろそろ、2杯目を物色しに行きますか。