THE RAMPAGE 岩谷翔吾「一気読みできること意識した」小説『選択』で作家デビュー! 「浦川翔平も止まらなくなったって」

 

 執筆にあたってこだわったのはスピード感。「本を読んだことない方や活字苦手という方に対してどれだけアプローチできるかをすごく考え抜きました」と、岩谷。

「自分も20代の人間として読書離れだったりとか、すごくわかります。例えば、SNS、TikTokとかで30秒でも長いなってスクロールしてる僕自身に対してもそうですけど、小説でありながら2時間の映画だと捉えて、一気読みできることをかなり意識しました」

 その効果はすでに出ているようで、いい反応が身近からも返ってきているという。

「メンバーの浦川翔平が、普段は本や活字に触れないようなタイプなんですけども、どんなもんじゃいと最初の1ー2 ページを読んでみたら止まらなくなったって。じゃあ、10 ページまで読んで寝ようと思ったら続きが気になるからと、どんどん読み進めていったって聞いて、作家冥利に尽きるというか、まさしくそういうことをしたかったんだよ、と。そういう声もたくさん寄せられましたので、すごくうれしいです」と話していた。

 

 次回作も気になるところだが、「1ー2 週間前ぐらいからメモ程度ですけども書き始めています」と、すでに着手していると明かした。THE RAMPAGEの東京ドーム公演が後押ししたようだ。

「『選択』を書き終えてちょっと燃え尽きた感じがあって自分自身も書けるかなと思ってたんですけど、東京ドームで見た景色は本当にかけがえのないもので、夢を叶えたとかキラキラしてたとかそういう思いだけじゃなく、10 年分のいろんな一筋縄ではいかなかったものだとか、すべてが重なって、うれしいだけの感情ではなかったんです。そういう感情と向き合ってるうちに、グループの青春群像劇みたいな感じが……。1作目が自分の住む世界とは真逆の暗い世界観を書いたんですけども、2 作目は自分にしか書けないものを書いてみたいなと。まだメモ程度の構想段階なので、こんなに大風呂敷を広げて大丈夫かなと自分でも心配になってるし、もう後戻りできなくなっちゃったなとヒヤヒヤしてるんですけども、何年後になるかわからないですけど必ず2作目は書きたいなと思ってます。書き続けます」

『選択』の原案は俳優の横浜流星。横浜と岩谷は高校時代からの友人で、同作は二人三脚で完成させた。