PSYCHIC FEVER、バンコクでアジアツアーを完遂! 25年のUSツアーに照準

 

 静寂を打ち破るように届けられた「Psyfe Cypher」では、剣、中西椋雅、JIMMY、半田龍臣によるスピード感のあるラップに客席から歓声が飛び交う。そこから盛り上がりを一段と高めたのは、渡邉によるソロステージ。「hands up!」と観客を煽りながら、ループステーションを駆使したビートボックスで観客を沸かせた。

 続いて、中西が“DJ RYOGA”としてDJタイムを繰り広げると、会場の雰囲気は一転してクラブイベントに。再びメンバーも全員ステージに戻り、中西のDJをバックに「Tokyo Spiral」「Perfect」「Highlights」を立て続けに届けていく。ファンと同じくペンライトを掲げながら、ステージを縦横無尽に駆け回る7人。前半とはまたひと味違う魅せ方で会場を一つにしたパートだった。

 ここで一度ステージが暗転。そして、「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」の印象的なイントロが鳴り響くと再び客席から大歓声が沸き起こった。衣装チェンジを経た7人がステージに現われ、今年世界各国のチャートも賑わせたこの楽曲でさらに熱気を高めていく。続く「Temperature」ではシンガロングを促したり、「DOKONI」では歌唱前にダンスをレクチャーしたりと、ファンを誰も置いていかずに楽しませようとする7人の優しさも垣間見えた。

 甘くほろ苦いラブソング「Bitter Sweet」を届けると、7人はそれぞれタオルを手に取り、グループ初のタオル回し曲「IGNITION」を披露。続いて「Choose One」で曲中のコーラスパートを観客と一緒に賑やかに歌い上げた後、ラストは「BAKU BAKU」を爽やかにパフォーマンスして本編を締めくくった。


 アンコールはダンスショーケースで幕開け。7人の息のそろった力強いパフォーマンスから、剣、中西、渡邉、WEESA、小波津、半田、JIMMYの順でソロダンスへと展開していく。個々の魅力がしっかりと発揮されたステージが繰り広げられた後、ムービーで、グループ初となるアメリカツアー『PSYCHIC FEVER FIRST US TOUR 2025』開催が発表された。

 うれしい知らせに大歓声が沸き起こるなか、ステージに戻った7人は新曲「TALK TO ME NICE」をパフォーマンス。ラストはタイのラッパー・SPRITEとコラボした楽曲「FIRE feat. SPRITE」を披露し、熱狂の渦に包み込んで初のアジアツアーをフィニッシュした。

 日本からアジア、そしてアメリカへ、次々とフィールドを広げていく彼らから今後も目が離せない。