彼氏「夜の営みがないのは、彼女の言葉遣いのせい」…セックスレスに悩むカップルはどうなる〈『さよならプロポーズ』第4話〉

「結婚するには好きが足りないかも」、進まない話し合い

©AbemaTV, Inc.

 4日目の朝、モナがカホとシュウヘイの部屋を訪れ、カホはモナに「気持ちを言葉にするのが苦手だ」と弱みを打ち明けた。モナと話すカホは、シュウヘイと話している時より、こころなしかハイテンションだ。しかし、シュウヘイに対しての遠回しな物言いは、意識しているものではないという。周囲と調和するのが、本当に上手い子なのかもしれない。シュウヘイが一歩引いているからこそ、カホも余計に彼にオープンになることができなくなっている可能性もある。

 ストレスに無自覚で、身体の調子が悪くなるまで気づかないこともあるというカホ。ストレートに言葉を伝えることが苦手なのも、物事が解決しないうちに、じわじわストレスを感じ始めることも本当なのだろう。しかし少なからず、カホの前でも変わらず情熱的なモナに刺激を受けていたようにも見えた。

 一方、シュウヘイはアオイと食事に向かう。無邪気にお冷でカンパイし、ギリシャ料理とともに写真撮影する姿を見るに、2人とも話し合い続きの毎日にストレスを抱えていたようだ。ガールズのように明け透けに相談し合ってはいなかったが、シュウヘイは眠れない日々が続いているという。

 モナに背中を押されて、具体的な話し合いに踏み込んでいったのは、カホだ。しかし、まだ自分の殻を破ることができないシュウヘイ。「好きが足りないのかも」と話す姿には、思わずMC陣からも疑念の声が上がった。

 彼女のカホの気持ちの大きさと比べてしまっているのか、それとも本当に「結婚するほどの好き」ではないのか。いずれにせよ、シュウヘイに大きな自覚はなく「なぜ結婚するのが怖いのか」の理由を自分で模索するかのように、アレコレ口に出してみているだけのようにも見える。仮定だとしても、好きが足りないと言われればカホは傷つくだろう。シュウヘイは今、カホのことがあまり見えなくなっているようにも見える。

©AbemaTV, Inc.

 今回カホはここで折れずに「決断するために必要なことはなんなのか」と、具体的に質問を重ねた。するとシュウヘイは「自分の性格の問題だ」と語り、自らのトラウマについて話し始めた。幼い頃、家族を傷つけてしまい、感情に蓋をするようになってしまったという。「結婚においての譲れない部分に蓋をしていた」とも話すが、それがなんなのかについては語られない。

 カホは「2人の話」をしようとしているが、シュウヘイはずっと「自分の話」をしていて、大きな溝を感じた。シュウヘイは、カホに弱みをさらけ出すことが嫌なのか、それともカホに話したところで解決しないと思っているのか……いずれにせよ、シュウヘイがカホに対して自分の本当の思いを話せなければ、2人の関係はきっと終わってしまうだろう。

互いに踏み込んでは傷つき、傷つけてしまう男女

©AbemaTV, Inc.

 周囲の意見を取り入れて、先に努力して変わろうしたのは女性陣だったが、関係性はすぐに改善されない。冷静に相手に切り込む質問をしても、返ってくる答えに傷つき、冷静さを失っていく。そして、自身の深い部分に踏み入られ、前半以上に強い拒否感も示す男性陣。男女の話し合いが泥沼化していく様子がまざまざと描かれており非常にリアルなのだが、2組とも破局するしかないようにも思えてくる。このまま2組のカップルは、別れに向かっていくのだろうか……。

◇ABEMA『さよならプロポーズvia ギリシャ』
毎週木曜21時から無料放送中!#5は10月17日(木)21時から
https://abema.tv/channels/abema-special/slots/EQAq41JPTsx6L7
©AbemaTV, Inc.

<<< 1 2