花江夏樹「こんなんできるかよと台本投げたことある」10年前の「東京喰種」アフレコ振り返る

 

「東京喰種EX.」展のオープニングセレモニーが20日、天王洲・寺田倉庫にて行われ、声優の花江夏樹、⾬宮天とゲストの井上裕介(NON STYLE)が登壇。⾦⽊研役の花江と霧嶋董⾹役の雨宮が10年前のアフレコを振り返った。

 10周年イヤーを迎えたTVアニメ『東京喰種トーキョーグール』の世界に没入できる展示会。

 アニメスタート10年を経ても人気を誇る本作。好きなシーンを聞かれた花江は、アニメ第一期のクライマックス、金木がヤモリの拷問によって覚醒する場面を挙げ「アフレコでも泣き叫びまくってました。東京喰種は、たくさんつらいシーンがあったんですけど、それ以降、大変な芝居があっても喰種のほうが大変だったなと、心の支えになりました(笑)」。

 井上が「展示されているサイン色紙にも、ひと言目で“つらくて…”って書いてありますもんね。相当大変やったんでしょうね。金木と同じように追い詰められてたんですね」とうなずくと、花江は「僕もちょっと(金木のように髪が)白くなっていたかも。僕もまだ当時は駆け出しで。1回“こんなんできるかよ”と台本投げちゃって。第1話の台本、ぐちゃぐちゃなんです(笑)」とぶっちゃけ「おかげで鍛えられました」。

 10年前の過酷なアフレコを振り返っていた花江と雨宮だったが、今回の体感型展示会に大興奮。花江が「金木くんが拷問されているシーン、ヘッドホンで聞く音の臨場感が半端ない。ムカデが耳に入ってくる音も…」と言うと、展示の“仕掛け”に声を上げてしまったという雨宮も「“あんていく”の展示は本当にコーヒーの香りが漂っていて心が休まりました」。

 さらにこの日は、10周年イヤーのイベント「東京喰種FES」(2025年6月8日・立川)の開催決定も発表。花江は「10年ぶりに喰種のイベントでお客様の前に立つので何をやるか楽しみ」と言い、井上に「(月山役の)宮野真守さんが出られなかった場合はぜひ」。本作の大ファンで、この日は宮野が演じる人気キャラ月山の扮装をしていた井上は「万が一出られないときは私が」とノリノリだった。

 展⽰会「東京喰種EX.」 は10⽉21⽇から29⽇まで東京・寺田倉庫、⼤阪・うめきた公園 ノースパークVS. にて開催。

 

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