憂也がサモ・ペティとの次期挑戦者決定戦をアピールも伊藤代表は「インパクトがなかった」と保留の姿勢【RISE182】

ペティの左フック(撮影・荒木理臣)

 3R、モトヤスックが前に出てパンチを連打。ペティも応じ激しい打ち合いに。モトヤスックが圧をかけるがペティはワンツーを返す。モトヤスックは前に出て左右のミドルもペティは打ち終わりに的確にパンチを当て、前蹴り、ミドルで押し返す。モトヤスックの左フックをかわしたペティが右ストレート、右フック、前蹴り。モトヤスックが右フックを返す。残り30秒、ペティのバックブローが中途半端に終わったところにモトヤスックがパンチを連打。ペティも立て直すが、なおもモトヤスックがパンチの連打を浴びせ、ペティがヒザをつくがこれはノーダウンのジャッジ。

 3Rが終わり、判定は28-30、29-29、29-29とペティに1票もドローで延長に。

 延長R、モトヤスックは右ミドル、ペティは左右のフック、前蹴り。ペティの前蹴り、ローにモトヤスックは右ミドル。ペティは蹴り足のキャッチから左ボディー。モトヤスックは右ミドル、左フック。ペティは前蹴り、パンチ。ペティは苦し紛れのバックブロー。残り1分、ペティが圧をかけてワンツー。モトヤスックのマウスピースが飛ぶ。モトヤスックの右ミドルからの右ストレートでペティが一瞬ぐらつく。しかしペティは前に出てパンチを放ち続ける。モトヤスックも打ち返すが圧をかけるのはペティ。

 延長Rは9-10、9-10、9-10の0-3でペティが勝利を収めた。

 RISEの伊藤隆代表は大会後の総括でこの2試合について「ミドル級はインパクトがなかった。これで次期挑戦者決定戦で戦うのはどうなのかと思った。一応、勝者同士はやらせる予定だが、その後のことにいろいろ考えたい」と次期挑戦者決定戦にするかについては保留の考えを示した。

「RISE182」(10月20日、東京・後楽園ホール)
◆メインイベント(第12試合)RISEフェザー級(-57.5kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R
●門口佳佑(王者/EX ARES)(判定0-3=47-48、47-49、46-49)安本晴翔(挑戦者/橋本道場/同級2位)○

◆セミファイナル(第11試合)SuperFight! フライ級(-52kg)3分3R延長1R
○小林愛理奈(日本/FASCINATE FIGHT TEAM)(判定3-0=30-28、30-27、30-27)ビョン・ボギョン(韓国/MUYEMARU)●

◆第10試合 ミドル級(-70kg) 3分3R延長1R
○憂也(魁塾)(判定3-0=30-28、30-28、30-28)宮城寛克(赤雲會)●

◆第9試合  ミドル級(-70kg) 3分3R延長1R
●モトヤスック(日本/治政館)(延長判定0-3=9-10、9-10、9-10 ※本戦判定0-1=28-30、29-29、29-29)サモ・ペティ(スロベニア/Nak muay team)○

◆第8試合  ウェルター級(-67.5kg)3分3R延長1R
○實方拓海(TSK japan)(2分55秒、KO)石川泰市(Ten Clover Gym)●

◆第7試合  ライト級(-63kg) 3分3R延長1R
●琢磨(OFA)(判定1-2=30-29、28-30、28-30)TAKU(TARGET)○

◆第6試合  フェザー級(-57.5kg)契約 3分3R延長1R
○白石 舜(TEAM TEPPEN)(判定3-0=29-26、29-25、29-25)竹内賢一(TenCloverGym世田谷)●

◆第5試合  スーパーフェザー級(-60kg)3分3R
○髙橋 亮(TRIANGLE)(判定3-0=29-28、29-28、30-28)井上竜太(習志野ジム)●

◆第4試合  バンタム級(-55kg)3分3R
○夏目竜雅(TRY HARD GYM)(判定3-0=30-27、30-27、30-26)松永 隆(新宿レフティージム)●

◆第3試合  ミニフライ級(-49kg)3分3R
△岩永唯伽(OISH GYM)(判定0-0=29-29、29-29、29-29)夢空(Croire)△

◆第2試合  ライト級(-63kg)3分3R
○武 裕太(誠真会館所沢道場)(判定1-0=29-28、28-28、28-28)鳰 翼(KSR GYM)●

◆第1試合  スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R
●堀 佑太郎(IDEAL GYMM)(2R2分41秒、TKO)髙岩 拓(TRY HARD GYM)○
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