自民の小泉進次郎選対委員長が都内を駆け回り「スマホで撮ったら拡散して」「1票差でいいから勝たせて」と小泉節で応援演説
山田候補は2012年の「第46回衆議院議員総選挙」で民主党前職で元経済産業大臣の海江田万里氏を破り初当選。2014年の「第47回衆議院議員総選挙」では民主党代表だった海江田氏を比例復活を許さずに破るなど、小選挙区での強さを見せた。しかし2017年の「第48回衆議院議員総選挙」では立憲民主党から出馬した海江田氏に敗れ、比例で復活。2021年の「第49回衆議院議員総選挙」では海江田氏を破り小選挙区で当選を果たした。
しかし今回は党からの公認こそ得られたものの、比例との重複立候補は認められず背水の陣を敷いての立候補。
小泉氏は「小選挙区でないと敗者復活はない。もちろん問題はご自身が一番分かっている。今回、山田さんが選挙に挑む環境が大きく変わり厳しくなったことはみんなが理解している。私も選挙対策委員長の立場で山田美樹さんのことを比例の名簿に載せることを認めない、そのことを決めた責任者の一人。私は山田さんにそのことを伝える電話をした時に山田さんは開口一番、明るい声で“小泉先生、私は当然だと思います。もしも今回、比例で勝ったとしても新宿区、千代田区の皆さんがそれで納得するわけはないと思います。私、必ず勝ちます”と言いました」と山田候補とのやり取りを明かしたうえで、比例復活がないことを強調して山田候補への投票を訴えた。
東京1区は山田候補の他に新藤伸夫(諸派・新)、音喜多駿(日本維新の会・新)、新垣宏(無所属・新)、中野顕(共産・新)、海江田万里(立憲民主党・前)、桜井祥子(参政・新)、佐藤沙織里(無所属・新)、高木寛史(諸派・新)の8氏が立候補。東京全30区の中で最も候補者が多い激戦区となっている。