推定4.5億円!『オズの魔法使』“ルビーの靴” 銀座で公開へ 米オークション大手日本上陸で
日本オフィスマネージングディレクターの松本麻生さんは、世界のオークション市場で人気の日本製アイテムについて「ポケモンカードのリザードンは日本版の初期に発行された状態のよいもので約4350万円、ゲームボーイのソフト『ポケットモンスター 赤』は未開封の状態で約706万円、『となりのトトロ』の背景付きセル画は約799万円で落札された。1960年代に米澤玩具さんが制作したバットマン オープンカー『レッドバットモービル』は最終的に約2000万円の値がつき、かなり幅広く日本製のものが海外のコレクターの方に認められているとお分かりいただけると思う」と明かした。
日本への本格参入を記念して12月のオークションに出品されるルビーの靴は、『オズの魔法使』でジュディ・ガーランドが履いた伝説的なアイテム。全部で4足が確認されているルビーの靴のうち、マイケル・ショー氏が所有する1足で日本での展示は初めて。2005年、米ジュディ・ガーランド博物館で展示中に盗難に遭い、13年後の2018年にFBIが発見したもの。予想落札価格は4.5億円で、今月28日~11月3日に銀座三越にて無料で一般公開される。
今回、同作で西の悪い魔女が着用した帽子も併せて展示。所有者のマイケル・ショー氏は「これが有名な『オズの魔法使』のルビーの靴で、靴の中を見てもらうとジュディ・ガーランドの名前が書いてある。ルビーの靴は4足確認されているが、その中でも非常にコンディションがよかったので、映画の中で魔女がドロシーの靴を触ろうとするシーンのクローズアップで使われたと言われている」と解説した。