2025年度後期の連続テレビ小説は『ばけばけ』ヒロインに髙石あかり！「しっかり愛していただけるように」

　2025年度後期に放送される連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインが髙石あかりに決定した。10月29日、NHKの大阪放送局で髙石らが会見、その模様は全国に生中継された。

　和装で登場した髙石は「本当は泣かない人ではあるはずなんですけど……」と笑いながら涙を拭くと、「見てくださる皆さんに温かい気持ちになってもらったり、寄り添えるような作品になれるよう精いっぱい頑張ります」と意気込みを語った。

「小さい頃から朝ドラのヒロインになるのが夢だった」という髙石。連続テレビ小説のオーディションに挑戦したのは『舞い上がれ！』『あんぱん』に続いて本作で3回目。2892人が参加したオーディションを経て、夢をつかんだ。

　髙石が演じるのは松野トキ。明治時代の松江に暮らす、怪談話が好きな、ちょっと変わった女の子だ。ラフカディオ・ハーン（小泉八雲）の妻、松江の没落士族の娘・小泉セツがモデルになっている。

「小泉セツさんは人に対する思いやりのある人。そういうところにすごく魅力を感じているというか、惹かれています。日常を描いていく作品の中で、そういう些細な幸せだったりとか、そういうところを皆さんに見ていただきたい」

　現在は、小泉セツの資料などにあたって準備を進めているという。

「小泉セツさんの言葉が綴られた『思い出の記』という本を読ませていただいています。ハーンさんの人柄であったりとか日常がセツさんらしく描かれていて、すごく好きになりました。そういう 2人を演じるプレッシャーもありますが、しっかり愛していただけるように頑張りたい」と話した。

　撮影は長丁場になる。体力に自信はあるかと聞かれると、「自分は自信があってですね……」と笑顔。「今まで携わらせていただいた作品全て、全部楽しかった！って終えています。きっといろんなことがあるんでしょうけれど、一番最後にはまた楽しかったと言いたいなと思ってます」。

　また、「体調が悪いなって時は逆にジャンクなものを食べるっていうのがあって。たこ焼きだったり、お好み焼きだったり、いろんなお店をこれから知っていくと思うので、皆さんに聞きながらご飯も楽しんでいけたらいいなと思います」と、笑った。

　クランクインは来年3月中旬の予定。