600点の貴重な標本や史上最大級の飛ぶ鳥も!国立科学博物館、初の特別展「鳥」開催

史上最大級の飛ぶ鳥「ペラゴルニス・サンデルシ」の生体復元モデル

 現在は絶滅した史上最大級の飛ぶ鳥「ペラゴルニス・サンデルシ」の生体復元モデルも日本初公開。バードウォッチャーでも、400種以上の鳥を観察したことがあるとかなりの経験者だと言われる中、同展では一生分の標本点数を見ることができる。

 600点という標本点数について、同館動物研究部の西海功研究主幹は「筑波の収蔵庫には本剥製で3000点ほどの標本があるが、今回はすごく見栄えのいいものを中心に展示している。さらに鳥の博物館(我孫子市)や姫路科学館からいい標本をお借りしており、今までになかった規模の鳥の標本が展示できる展覧会が開催できたことで、バードウォッチャーの方たちにも楽しんで見ていただけるのではないか」とアピールする。

ゲノム解析で明らかになった最新の系統分類を元に鳥類を紹介