来日キム・ムヨル 普段の肉体美から「20キロ増量」日本語で「ヤバイ(笑)」

 

 映画『対外秘』(11月15日公開)の来日舞台挨拶が3日、日比谷にて開催中の第37回東京国際映画祭にて行われ、俳優のチョ・ジヌン、キム・ムヨルとイ・ウォンテ監督が登壇。人気俳優の2人が日本語を交えながら笑い満載のトークを繰り広げた。

『悪人伝』のイ・ウォンテ監督が90年代韓国の選挙戦を舞台に極秘文書を巡る攻防戦を描く予測不能なサスペンス。

 冒頭、自身の名前が記された選挙風のたすきをかけて登場した3人。急きょ、宣伝から提案されたところ快諾したとのこと。イ監督が「ちょっときゅうくつですね(笑)」と苦笑すると、ジヌンとムヨルは「私たちは映画の中でかけていたので全然平気です」と涼しい顔。

『最後まで行く』などの韓国のトップ俳優である主演チョ・ジヌンは「実は私は日本での舞台挨拶は初めてなんです」と言いつつ、来日は何度もしているとのこと。『悪人伝』などのアクションでも話題の人気俳優キム・ムヨルも「私も何度も日本に来ていて、日本には高い関心を持っています。ミュージカル作品でも来日したことがありましたね」。

 これまでの作品でもその肉体美が注目されたムヨルだが、撮影のときには今より20キロ体重が多かったと言い「監督とは2作品目なんですけど、2作とも体重に関する指示がありました。さっき、ホテルで監督とお会いしたら“なんでそんなに痩せてるの?”って。私としてはこれが普通なんですけど」と苦笑。

 2カ月かけて増量し1カ月で元に戻したと言うムヨルに、ジヌンが「私の場合は2週間で大丈夫」と茶々を入れ、ムヨルが「体質が違いますから(笑)」。

 さらに、釜山弁のセリフの苦労を振り返ったムヨルに、イ監督は「増量に釜山弁と、二重苦でしたね」と恐縮。ムヨルが日本語で「ヤバイ」と言うと監督も「スミマセン」と日本語で返し、会場も大笑い。

 作品にちなみ「これまで“対外秘”にしてきたことは?」との質問に、ジヌンは「普段は一つの作品を終えると振り返らないタイプなんです。でも本作はなかなか抜けなくて。政治家って本当に苦労している人たちなんだと思います。生まれ変わったとしても政治家にはなりません。俳優がいいです」と断言。

 一方、ムヨルは「少し前に息子が生まれて、顔は公開してないんですけど幸い妻に似ています」と照れた笑顔をみせていた。

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