THE RAMPAGE 浦川翔平、東京の新BUZZスポット「レコードカフェ RECOCO」でアナログレコードを聴く〈BUZZらないとイヤー! 第86回〉
地下は落ち着いた空間。オープンからランチタイムぐらいまではねらい目で、特に平日はゆったり過ごせます
ターンテーブルのカバーを開けて、翔平さんが最初にセットしたのは“となトト”こと『となりのトトロ』のサントラ。“となトト”と『ハリー・ポッターと賢者の石』は何度も見ている作品なんだそうです。
「なかなかいいやつだ」とヘッドフォンを付けると、レコードを丁寧にターンテーブルに置いて、針を落とします。「音楽が始まる前のチリチリチリって音がいいんですよね」と翔平さん。ヘッドフォンの右側をあげるDJスタイルで『風の通り道』のイントロをみんなで聴きます。「DJをする時に使うターンテーブルとは違って、オートだし、回転数も簡単に合わせられる。誰でも簡単に聴けるのでいいですね……へぇ、これ19曲も入ってる」
人気のメロンクリームソーダ(935円・税込)とレココバームクーヘン(605円・税込)をオーダー。バームクーヘンはレコードをイメージしているんだそう
温もりのある灯りでヴィンテージなスタンドライトや小物が浮かび上がって、時が流れるのも忘れてしまいそうな空間が広がります。スキップはもちろん早送りや早戻しもせず、片面を聴き終えたらレコードを返して再び針を落とします。贅沢な時間が過ぎていきます。
「あ、来ました!まっくろくろすけ出ておいでー!のシーン……自覚してなかったけど、俺めちゃくちゃトトロ好きだ」と、“となトト”の世界に浸りながらメロンソーダを吸い、レコードのようなバームクーヘンにも手を伸ばします。
「癒されるなあ……なかなか自分の家でこんなふうにレコードを聴かないですから。この距離感、ドキドキします。水とか液体をターンテーブルとか電子機器の近くに置きたくなくて。ある意味、これは僕にとって非日常ですよ」と、翔平さんの頻出ワード「非日常」も飛び出します。
レコードと読書も相性がいい? バッグから『選択』(THE RAMPAGEのメンバー、岩谷翔吾さんの初めての小説)を取り出しました。聴いているのは“となトト”
カフェを利用される方はインスタだったり、映えを意識して来られる方が多いといいますが、店長さんによれば、レコードを聴きながら自分の時間を過ごす人も多いそう。好きなレコードを聴きながら文庫本のページをめくったり、デスクが電源完備なこともあってパソコンを開いたり。みんなヘッドフォンをしているうえに、私語厳禁というわけでもないので、キーボードを打つ音を気にしすぎることは必要なさそうです。