GENERATIONS 佐野玲於がタイで痛い目に?ドラマ『インフォーマ 』新シリーズで再び活躍する“ポンコツ”
人気を博したドラマ『インフォーマ』が帰ってくる! 新シリーズ、ABEMAオリジナルドラマ『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』(ABEMA)の放送が11月7日にスタートする。今回の舞台はタイのバンコク。前作から引き続き週刊誌の記者・三島を演じる佐野玲於(GENERATIONS)は他キャストとともに現地に乗り込み、撮影し、今まで経験したことがなかった刺激を浴びて……。
「やるでしょみたいな謎の空気」
謎の情報屋と、佐野玲於演じる“ポンコツ”ことゴシップ週刊誌の記者の三島のコンビが凶悪な敵を相手に情報戦を繰り広げたドラマ『インフォーマ』(2023年)。ドキドキハラハラ、見ているだけでフィジカルに痛みを感じたり、ぎゅうぎゅう締め上げられるような感覚に襲われる展開で、放送回を重ねるほどに視聴者を沼らせた。放送を終えても、ざらっとした感触が残り、必ず続編があると待ちわびていた視聴者も少なくないはずだ。
キャスト陣も似た気持ちを持っていたようだ。「やりたいよねというか、やるでしょみたいな謎の空気。どこからか来る自信みたいなのがあって」と、佐野は言う。
「終わった後も、みんなでちょこちょこ集まったりとかしていて、やりたいですね、みたいな話になったりもしていて、プロデューサーさんも動いてくださったりしていました。で、ABEMAで決まりましたと。そしたら(桐谷)健太さんから電話が来て『ああ、祭りが始まるな』って(笑)。そこから、『東南アジアで……どんくらい帰ってこないんだろうなあ』って30分ぐらい妄想電話です。僕も『…どのくらい(日本に)帰ってこないんですかね』って。ワクワクしていました」
〈闇バイト殺人事件〉の黒幕を調べるために三島はタイ・バンコクへ飛ぶ。そこには2年前の〈火だるま殺人事件〉で三島に地獄を味わわせた“インフォーマ”の木原(桐谷健太)いた。2人の前にインフォーマを名乗る謎の男・鬼塚(池内博之)が立ちはだかり、情報戦に巻き込まれていく。
バンコクに乗り込んで、日本とタイのキャストとスタッフが入り混じって撮影した。タイでの撮影について聞くと「良かった!」。佐野の表情は明るい。
「タイを訪れたのは初めてだったんですけど楽しく過ごすことができました。エネルギーと活気をすごく感じる国で、食事も大好きになりましたし、大好きな国になりました! それに、タイの人たちの肩の力の抜けた感じというか楽しんでる感じ、ちょっと日本が見習わないといけないのかなとも思いました。日本は便利なんだけど忙しくて頭が回ってなかったんだなっていうのも、タイで暮らしたから気づけたことで……もうちょい居られたらなあ。行ったメンバーの中で僕が一番楽しんでいた気がします」
「楽しかった」と佐野は何度も繰り返す。
「タイの人たちが素敵なんです。日本人に対するリスペクトがめちゃくちゃあるし、すごい働くし、すごいポジティブ。勉強になることも多かったし最高でした。タイというか海外って基本12時間しか撮影しちゃいけないんですけど、タイの方はその間めっちゃ一所懸命に働くんですけど昼休憩に対してはすごく敏感で(笑)。飯押し(食事の時間を先に延ばして撮影を進めること)しようみたいな感じだと、マジで!?って感じでタイ語でなんか言ってるんですよ。見た目が超怖い囚人のエキストラの方も100人くらいいたんですけど、飯押しになった瞬間に100人がめっちゃきれるっていう」
刺激でいっぱいの環境下での撮影で、共演者との連帯はより強くなったという。
「日本人の演者でタイには行ったのは10人かそこらですけど、前回から一緒だったメンバーもいますし、変わらない空気感がめちゃ良かったというか。朝集合して撮影して終わったらご飯やサウナに行ったり。スタッフも一緒に行ったりとかしてました。約束をしていないのに、なんかロビーに集まって、じゃ行く?みたいな空気感がすごく心地よかったんですよね」
2回目の三島を演じるにはスタッフやキャストの存在が大きかったそう。佐野は「もうとにかく楽しくやろうって」と振り返る。
「辛いところも正直あったんですけど、スタッフとかキャストに関して言うと、めちゃくちゃ楽しいメンバーだし、その空気感を自分は大事にしようと。健太さんがこの空気を大事にしようぜみたいな感じで盛り上げてくださったので、僕はそれについていけばいいんだっていう安心感がありました」