『おはリナ!』メインキャスターの山本里菜「皆さんの朝がより充実したものになる手助けができる番組に」

(撮影・蔦野裕)

 約1カ月経って手応えは?
「まだ1カ月くらいなので探りながらやっている状況なんですけど。この番組は“リズム良く皆さんに情報をナビゲートしていく”ということをテーマにやっているんですが、SNSの反応などを見ていると“見ていて心地がいい”というコメントなどもあって、この番組がやりたいことがちゃんと伝わっているのかなということを感じるので、このままこれが皆さんの視聴習慣に定着していけばいいなとは思っています」

 番組で扱うネタはどのように決められているんでしょうか?
「ゲストの方に合わせたいというか、例えば杉浦太陽さんだとご家族がいらっしゃるので、お子さんに特化したネタを多くするとか、藤井サチさんの場合は若者に寄り添ったテーマにするとか、そういうことは少し考えています。なので曜日ごとに色も違うかなとは思っています。幅広くやりたいという気持ちはすごくあります。私自身、結構エンタメ系も好きなので、そういうのももうちょっと増やしていくかもしれないです。まだまだ探り探り精査しながらやっていきます」

 番組としてさまざまな新しいことにチャレンジしている印象があるのですが、うれしい誤算みたいなものはありますか?
「声優の方がニュースを伝えてくださっているんですが、今まで私はアナウンサーとしてニュースを伝えてきたので、最初は“どうなのかな?”という部分はあったんです。でも声優の方が入っていただくことで、ニュースが柔らかくできる。お硬いニュースでも少し柔らかくできるので、皆さんの耳には聞き心地のいいように入っていけているのではないのかなと感じています。家に帰って見返していても、自分の原稿読みだとちょっときつく聞こえるところがあったりするから、声優さんのほうが柔らかい、入って来やすい、伝わりやすいのかなということを感じていて、それは始まってから気づいたところですね。不安だったけど、むしろいいなって感じています」

 女性のアナウンサーだとあまり硬いというイメージはなかったんですが、やはり声優さんはまた違います?
「違いますね。私にはできない柔らかさを持っているなと思っています」