FANTASTICS6、芝居とJ-POPヒット曲で綴るライブステージ29公演完遂で達成感!八木勇征「次も楽しみにしてて」
ーー残すところ、あと一公演。今の率直な想いは?
瀬口:愛知を皮切りに、東京、大阪、福岡、福島、長野と全29公演。より近い距離でファンの皆さんにエンターテイメントを届ける時間は僕たちにとっても大事な時間です。いろんな地域に行って(公演を)やらせていただいて、来ていただいた方には幸せな気持ちになって帰っていただける。僕たちもやって良かったなって思える舞台になっています。今は達成感でいっぱいです。
中島:(シリーズが始まって)4年目にして、いろんなものをやってきたなっていう実感と、演技部分を陣内さん、黒瀬さんにお笑い部分を引っ張ってもらったことで緩急のある新しい舞台になったと改めて感じました。メンバーの地元に行けたのがうれしいです。
八木:28公演をやったことで、また配信を通して、遠くの方々だったりいろんな方々に見ていただいた。海外で見てくださる方もたくさんいらっしゃって、この舞台が国境を越えて広まっているんだなと実感しています。(舞台は)またあるとは思うんですけれども、そこではまたさらに進化した自分たちを見せられるように精進していきたい。
ーー『BACK TO THE MEMORIES』とFANTASTICSのステージの違いは?
中島:この舞台公演中、EXILE TRIBEが集まった『LDH LIVE-EXPO 2024 -EXILE TRIBE BEST HITS』があって、LDHっぽい「24Karats」をがっつりパフォーマンスした次の日に長野に行って「会いたかった~、会いたかった~」(AKB48『会いたかった』のカバー)ってやっているっていう自分たちの緩急にギリついていけて良かったなって(笑)。見に来ていただいた方にも振り幅すごいなって思ってもらえるのがFANTASTICSのいいところかなと思います。今回は(自分たちで)やりながらそのことをより感じられました。
ーー舞台で披露するのは他のアーティストの楽曲ばかりだが
八木:公演をやらせていただく度に、カバーさせていただく曲数がどんどん増えて、僕たちも知らなかった曲、慣れ親しんだ曲もあります。今回のPART4は、僕個人的な意見なんですけど、僕も聴いていたような楽曲が何曲かあって、来てくださってる方々で僕と同じぐらいの世代の方々は懐かしいなって思うんじゃないかなって感じました。PART1では僕らよりもっと年代が上の方々が懐かしいなと思う楽曲があったので、(公演を重ねることで)幅広い年齢層やジャンルの方々に共感していただけるようなセットリストになってるのかなと思います。
中島:もう100曲以上カバーさせていただいています。
ーー隠し芸を披露している。練習時間は?
瀬口:寝る時間なんてないですよ!
中島:してあれですか?
瀬口:おい! してあれなんだよ!それほど俺にとっては難易度が高いものなんです。
八木:黎弥くんのはやることが多い。
瀬口:球数が多いから。僕のはこの舞台恒例にもなっているので……失敗してもいいんですよ(笑)。かくし芸は自分の出し物、文化祭みたいなところもあって、自分のキャラクターだったりとかと合わせながら見せるものなので……本当に練習はしてます。
八木:僕はPART1の時に教えてもらってから、その後、1 回も先生を見てない……(笑)。一発本番しかないから逆にその時にかけてやっています。
ーー瀬口は本公演で主演を務めた。 6人をまとめる上で意識していることは?
瀬口:パフォーマーは学生時代ぐらいから一緒にいるんで、あ・うんの呼吸じゃないですけど、稽古をしたり、大喜利のところはステージの上で完成させていって……やれてる。僕はキャプテンもやらせていただいてるんですけど、それぞれの武器がめちゃめちゃ強いんで、信頼して舞台に立っています。
ーー瀬口の主役ぶりは?
中島:(瀬口は)FANTASTICSでいる時と、FANTASTICS6の時での雰囲気が全然違うんです。いろんな人に声をかけているし、演技の部分でもめっちゃ忙しいなかで次のリハーサルまでに覚えてきてやっているし。どんどん演技が上手くなっていく姿を見ていて、この舞台にかける思いはすごくでかいんだろうなって感じました。
八木:黎弥くんは陣内さんとの部分が多いんですけど、陣内さん自身が経験豊富なプレイヤーの方なので、陣内さんに黎弥くんが引き出されてっていうのももちろんありますし、僕は前から黎弥くんはお芝居上手だなって思ってたんで、それがさらに引き出されている気がします。2人のシーンを見ていてグッとくるものがあるし、お客さんも同じように感じてる方々がたくさんいるんだろうなと思います
瀬口:うれしいですね。最近ブイブイ言わせてる主演にそんなことを言ってもらえると。
ーーこの舞台シリーズ、今後に向けて一言。
中島:そうですね、60 歳になっても女装を……
八木:きついきつい、お前の 60 歳はきつい!
中島:(笑)。PART1からずっと一緒にいてくださった田中美奈子さんから、すごく成長してるのがうれしいという言葉をいただきました。一緒にやっていただくキャストの皆さん、スタッフの皆さんとともに成長していくのが楽しみ。来たものを全部全力で出し切ってやっていきたい。
瀬口:PART1でベースができて、毎年進化を重ねて、ついにPART4。過去の舞台も全部良かったんですけど、一緒にやってきた監督が「今回ベスト 1 を作れたね」って。毎シーズン更新できてるんで、次もベースがさらに進化していると思うんで、そこを楽しんでもらいたい。それと、今回の稽古時間は1~2週間と、今までで一番短かったんです。今後もさらに短くなるんじゃないかなと思ってて……
中島:稽古時間を取ろうね、じゃなくて?
八木:積み重ねてきてるものももちろんありますけど、次やるときはガラッとスタイルを変えてもいいと思いますし。新しいものを自由に作っていけるのが『BACK TO THE MEMORIES』シリーズのいいところ。次はどんなスタイルジャンルになるのか楽しみにしてていただきたいです