新DDT UNIVERSAL王者・山下実優、無念の“1日天下”に。3WAY戦でグリング・ロコに敗れベルトは米国に流出【DDT×TJPW×DEFY】

グリンゴのベースボムを食って大の字の山下
 初挑戦でまんまとベルト獲りに成功したグリンゴは「言った通り、世界のBase Godグリンゴ・ロコがチャンピオンになったぞ! 驚いたか? 俺が乗っている波は誰にも止められない。俺は世界の頂点、DDTの頂点にいる。次は? 後楽園ホール? 日本よ、Base God、帰還の準備はいいか? またすぐ会おう!」と高笑い。
 
 王座奪取がならなかったニックは「負けるのは嫌いだが、特別なタイトルマッチでは何か得るものがある。もっとこうするべきだったとか、どういう戦略を取るべきだったのかとか。ヤマシタは世界一の女子プロレスラーであり、グリンゴは世界一のルチャドールだった。彼らがタイトルを持つ理由が分かったよ。またすぐにDDTに戻ってくる。戻ってきたら、UNIVERSAL王座は俺のものにする。アリガトウゴザイマシタ」と次の機会をにらんだ。
 
 一方、ベルトをグリンゴに渡してしまった山下はショックが大きいのかコメントを残すことはなかった。
 
 DDTの至宝であるUNIVERSAL王座は昨年3月から11月まで、元WWEスーパースターのマット・カルドナが巻いていたが、それ以来、1年ぶりに米国に流出する非常事態となった。思わぬ展開にDDT側がどう対応するのか注目が集まる。
DDT×TJPW×DEFY「TRIANGLER DTD」(現地時間11月10日、米ワシントン州シアトル・ヒストリックワシントンホール)
◆オープニングマッチ 20分一本勝負
○バートビクセン&上福ゆき&宮本もか(8分38秒、エビ固め)辰巳リカ&愛野ユキ&遠藤有栖●※シットダウン・パワーボム

◆第二試合 30分一本勝負
○ブライアン・キース(7分59秒、片エビ固め)翔太●
※ダイヤモンドダスト

◆第三試合 20分一本勝負
アミラ&●ダニカ・デラ・ルーズ(8分41秒、片エビ固め)伊藤麻希○&ザラ・ザッカー
※I.S.D

◆ 第四試合 30分一本勝負
×佐々木大輔&木下亨平(9分32秒、無効試合)男色ディーノ&ランディ・マイヤーズ×
※収拾付かず

◆第五試合 20分一本勝負
○渡辺未詩&鈴芽(10分33秒、片エビ固め)瑞希&上原わかな●
※ティアドロップ

◆第六試合 DEFY女子選手権試合 60分一本勝負
〈王者〉○マリーナ・シャフィール(14分8秒、マザーズ・ミルク)中島翔子●〈挑戦者〉
※第2代王者が防衛に成功。

◆第七試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
○KONOSUKE TAKESHITA(12分14秒、体固め)夢虹●
※ワガママ

◆セミファイナル DDT UNIVERSAL選手権3WAYマッチ 60分一本勝負
〈王者〉●山下実優 vs ニック・ウェイン〈挑戦者〉vs グリンゴ・ロコ○〈挑戦者〉
(17分8秒、片エビ固め)
※ベースボム。山下が初防衛に失敗、グリンゴが第16代王者となる。

◆メインイベント スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
MAO&●マイク・ベイリー(22分6秒、片エビ固め
)ジューダス・イカルス○&トラヴィス・ウィリアムス※サドン・サイレンス
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