打倒、睡眠不足!世界初の深層睡眠美容サロンで男性ライターが極上の眠りを体験
カウンセリングに先立ち、まず左手薬指で血流観察を行う。というのも、睡眠は血流が大きく左右するからだ。よく、サウナやお風呂に入るとその後の寝つきが良くなるが、その理由は体温が上がって血流がアップすると手足などの皮膚から熱が放出され、深部体温が自然に2〜3度低下。それによって副交感神経が優位になって良質な眠りへと導かれるという。
このサロンでは、サウナやお風呂のような外部からの加熱ではなく、特殊な技術によって内部から血流を改善。それによって体温を調節し、自然な眠気を促すのだという。つまり、施術が上手くいけば血流がアップしているはず。それを比較するために、体験前後の血流を測るのだ。実際、血流スコープで指先毛細血管の血流を観察してみると、私の場合、血管が細く、血流もあまり良くないことが判明。結果的に赤血球や白血球の動きも鈍いと言えるようだ。
果たして、体験後はどれくらい改善しているのか、楽しみである。
睡眠や栄養学に精通する専門資格者の前村美樹さんによる詳しいカウンセリングでは、飲酒習慣、喫煙、コーヒーの摂取量、食事状況(自炊・外食の割合)、就寝環境、照明の状況、遮光カーテンの使用有無、運動習慣、日中の活動量などを細かくチェックしていく。私の場合、「夜中に何度も目が覚めてしまう」という悩みについて、朝日を浴びる時間が少ないことや、運動不足が影響している可能性を指摘された。
「体内リズムの調整には朝日を浴びることが重要です。また、適度な運動によってアデノシンという物質が体内に蓄積され、それが良質な眠りを促すので、ぜひ習慣づけてください」(前村さん)